蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

山スミレ・・後日談   (bon)

2013-03-12 | 花鳥風月
先(3/3)の記事およびそのコメントからの記事に対して、
とくに“山スミレ”の名称が見当たらずに、そのままにしていましたら、
私がお世話になっている「園芸友の会」の先輩が、このブログの“山スミレ”、“ツマグロヒョウモン”の
二つの記事をご覧になって、“山スミレ”という名称は聞いたことがない・・ということから、
わざわざ調べて詳細をメールして下さいました。

大変ありがたく感謝しますと共にその内容についてここに改めて記事とすることにより、
皆様にも正しいご理解をいただこうと思い再び記事としました。


 先輩は、3年前の5月に園芸友の会の皆さんとともに、蓼科浪漫倶楽部の農園に体験作業に
ご参加くださいました折の代表の若本さんです。 
若本さんは、さいたま市にお住まいで、お近くの緑地の自然を守る会、
「三貫清水の会」を平成4年から継続されています。


以下に、送っていただいたメールの要点を引用します。

“「三貫清水の会」の会員から「庭のツマグロヒョウモンの幼虫が増えすぎて、スミレを食いつくしてしまった。
どこかへ移したい」という相談があり、「我が家の庭にも少しはスミレがあるし、三貫清水の緑地には、
ビオラ・ソロリアの流通名パピリオ・ナケアというのがたくさん野生しているから」といって、
移す手伝いをしたことがあるのを思い出しました。”

“しかし、「山スミレ」という名前は私は聞いたことがないので、
少し調べてみて、次のようなことが分かりました。
「Weblio辞書」によると、「山スミレ」というのはバイオレットの別称だそうで、
「三省堂大辞林」によると「日本では特にニオイスミレ(学名はViola odorata L.)を指すというのです。
ヨーロッパから西アジア原産の栽培種で、室内に置くと一輪咲いているだけで部屋中が馥郁たる香りに
包まれるといいます。野に逸出して野生化しています。”

さらに、資料を添付していただきました。

長田武正著「野草図鑑5すみれの巻」(保育社)からで、
      

そして、

いがりまさし著「日本のスミレ」(山と渓谷社)から

  


なお、若本さん宅の近くで野生するスミレは、「三貫清水の会」のホームページ

  http://members2.jcom.home.ne.jp/s0810matsui/

の会員のページ内“若本さんのページ”の、2009.05.05および2010.05.10に分かり易く記事アップされています。
また、氏は、以前から長い間、ホタルの観察を続けておられますが、これらについても記事アップ
されていますのでご覧ください。


このように、我々の記事に対してさらに調査し内容を充実していただけるのは大変ありがたいことで
心より感謝申し上げます。
 
ありがとうございました。














コメント (3)
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