蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

遺伝子検査ビジネス  (bon)

2014-02-24 | 日々雑感、散策、旅行

 このところ遺伝子検査ビジネスが話題に上っています。
国内事業者だけでも、2012年で 約740社と3年間で倍増した(経産省)そうです。 
個人的には、何となくいい加減で、あまり信用ならない検査かな?、と思うところもありますが、適正に活用すれば
それなりに効果的であるらしい。
 去年、アメリカの女優、アンジェリーナ ・ ジョリーが遺伝子検査結果に従って、乳がんのリスクをおさえる為に、
乳房切除手術を行うという決断をしたという。 この決断が正しかったのかどうか、他事ながら決められないでいます。
 

 しかし、将来的に病気にかかる可能性や 太りやすさなどの体質を判定したり、がん治療における薬選びに活用され、
特定の遺伝子に変異がある場合だけに効く薬を選ぶなどの活用は現実に有効であろうとも思います。

 このような背景から、遺伝子検査ビジネスがこのところ急増している理由があることが理解できます。
ただ、最近のビジネス例の中には、運動能力、音楽の才能、美的感覚など 科学的根拠に乏しい検査の存在も
指摘されているようで、ひょっとしたら行きすぎなのかもしれません。

 

 経済産業省はこのほど、遺伝子情報を基に病気のかかりやすさなどを調べる「遺伝子検査ビジネス」のあり方を
検討する専門家による研究会の初会合を開きました。 
信頼性の高いサービス提供に向けたルール作りを進めるとともに、健全な新規ビジネスの発展のため、
平成27年度をめどにガイドラインなどを整備する方針であるとのことです。

                          

経産省調査報告(25年2月)によれば、
 “遺伝子検査ビジネスを行っている企業の事業の種類(体質検査、親子鑑定等の別)、遺伝子解析の
実施場所(自社の施設、関連会社の施設等の別)についてアンケート調査を行った。 ここ1~2 年のうちで
当該ビジネスに対し消費者からのニーズも増加傾向にある一方で、 科学的根拠に乏しい検査である等、 
当該ビジネスが抱える問題点についても日本医学会から問われている。
このような状況から、その現状と動向を把握するために我が国の遺伝子検査ビジネスに関わる事業者
(企業、医療機関)の情報や全国の消費生活相談情報を収集・確認し、アンケート調査
を行うとともに、
当該ビジネスを実施している
療機関、企業にヒアリング調査を行い ビジネスの実態を調べた。
更に諸外国の遺伝子検査ビジネスの状況について、規制の状況などを調査し、遺伝子検査ビジネスにおいて
必要とされる規制項目を抽出した。
 こうした調査を踏まえ、我が国の遺伝子検査ビジネスの健全な成長に必要なビジネス環境について検討・考察し、
事業者及び一般消費者に向けた注意喚起事項を整理した。”

とありますが、アンケートサンプルがきわめて少ないと思われますし、これらから直ちに方向性などの結論を
導くのは早計であるのではと思いました。  この報告書でも、明確な結論は見当たりませんでした。

 ネットなどを、検索していますと、それぞれの検査目的に応じた “検査キット” が広告されており、
それなりに活用されているのかもしれませんが、やはり十分なカウンセリングが必要でしょう。

 

 

 

 

 

 

コメント
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