上の畑に移ってから早や12回目の春の大合宿は、6月3~6日に実施しました。
例年は、5月中に行っていますが、今年は5月に淡路島での同窓会がありましたので、
畑の方を遅くした関係で、八ヶ岳連峰に雪は既に無く、日中は夏日和の暑い作業となりました。
4月下旬の畑開きで植えたジャガイモは 順調に成長していました。平地では既に花が終り、
そろそろ収穫時期を迎えていますが、ここ、蓼科農園は 標高1,000mの高原なので 平地の
ひと月遅れの感じです。 サトイモは、少し芽が出たところでした。
冬越しした、タマネギ、ニンニクは豊作で、特に今年のニンニクは市販のものと大差ない
大きい球が収穫できました。
ジャガイモの状況 ニンニクの試し掘り
春の大合宿のメイン作業は、数々の苗たちの植え付けです。
JAで購入したサツマイモ苗(200本)の他は、すべてpookyが 丹精込めて作り上げたもので、
黒豆、かぼちゃ、スイカ、エゴマ、ごぼう、ナス、トマト、ピーマン、シシトウ・・など
15種余り500本以上の苗たちを、練馬の農家の立派なハウス内で、植え付け時の苗の大きさ
(背丈)を考えながら種まきした“本格派”苗たちです。
練馬のハウス内での苗 JAファームではサツマイモ苗を調達
さらに、この苗を、ポットの大きさ、苗の長さを考慮して、横積みにして、ダンボールに
きっちりと梱包する技も自慢の一つです。 ぎっしりと苗が詰まった段ボールの重量が
増さないように、積み込み前の水遣りを控え、軽くするなどの工夫もプロ裸足でした。
次々と、種まきをして、ポット移植も含めて段ボール梱包までの約1か月あまりの pookyさんは、
気の休まる暇もなく、細かな作業の連続であったと想像されますが、そのプロセスは、かわいい
赤ちゃんを育てるような心境で、ただひたすら打ちこまれていたのでしょう。 感謝!
苗がぎっしり詰まった段ボール 取り出した苗にすぐに水遣り
黒豆の苗(150本)
これらの苗は、手慣れたメンバーによって10畝に手分けして次々と植え付けられるのでした。
苗を分けて・・ 手分けして作業を進める
黒豆やナス。ピーマンなどの5畝は、全体を2m×50mネットで囲い鹿対策を取りました。
また、ハツカダイコンやレタスなどの葉物、さらに洋野菜などはタネを蒔きましたが、細かな
タネが土に馴染むようフルイにかけるなど繊細な工夫が要求されるのでした。
黒豆3畝とこの左側野菜の2畝をネット囲いしました。 葉物はタネを蒔きました。
お茶タイム
作業期間中、2日目の夜に雨が降った以外は好天に恵まれ、日も長く、夕方6時半まで、
たっぷりと作業ができました。 フルタイムの畑作業は さすがに疲れますが、夕暮れ近く
縄文の湯に身体を沈め、ふ~っと一つ大きな息と共に 疲れは満足に変わるのでした。
手分けして作る夕食も毎度のことで 手際よく、食後の囲碁対局(K-Uさん)も定番と
なりました。
願わくば、畑にはこの後シトシト雨が来ないかなぁ~と欲と知りつつそう願っていましたら、
運よく今日は朝からシトシトと来ているようで、大いなる味方を得て、苗たちもグッと元気が
出ていることでしょう。
頑張りました。 完成した蓼科農園
お待たせしました。お楽しみオートスライドです。(約5分)