蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

園芸友の会 Sep.’17  (bon)

2017-09-16 | 日々雑感、散策、旅行

 台風18号が列島を串刺しにしようかという構えを見せて不気味ですが、昨日(9/15)の
関東地方はやや風はありますが、秋らしいさわやかな良いお天気でした。  
そんな中、久しぶりの都心までの電車外出で、園芸友の会に参加してきました。

 今回は、初めての試みで会員から、任意のタイトルで簡単な“持ちより報告会”という
形で、7名の会員から話題の報告があり、質問などが飛び交う楽しい会となりました。
 自作花のブログ紹介、つる性植物の観察、バラの話し、紅葉する様々な樹、セミナー報告
など 楽しい話題で時間が足りないくらいでした。私からは、“マルチング効果例”を報告し
ました。ピーマン5株のマルチ有り・無しの成長比較の実例から マルチの効果を実感してい
ただきました。

 中でも、蔓性植物として、ヤマノイモとアサガオの例が報告され、それらの植物がつるを
巻き付ける方向が、右巻きなのか左巻きなのかが大きな議論となり、園芸書などにも、左巻
きと書かれているのがありますが、それってどういうことなのか?
 議論の末、蔓の成長方向に観た時にどちら向きに巻いているかを決めるやり方と、蔓の先
端が延びて来るのを待ちわびてどちら側に巻いているかを決めるやり方があり、それらの
見方によって、左右どちら側ともいえる・・そんな、当たり前の結論になってしまい、“ア
サガオの蔓は右巻きか?”などと言う質問は、全くの愚問であると納得したのでした。

       例会風景
         

 講師先生からも、右巻き左巻きの話しが添えられて、「銀河が語る宇宙の進化」(家正
則著)から、銀河は右巻き、左巻き? という話で、この話題に油が注がれた格好となり、
アンドロメダ銀河も地球から見た場合とその反対側から見た場合があり、一概に言えないと
いうことに・・。

 ついでに、先生から、蔓性植物の「蔦(つた)」の日本画2題 鏑木清方の「お蔦」と
鈴木春信の「お蔦」が提出され、これらはそれぞれ、長谷川伸の「一本刀土俵入り」の駒形
茂兵衛の相手方のお蔦と、泉鏡花「婦系図」のお蔦・主税、あの湯島天神の物語りですが、
何故、「蔦」の名前(蔦紋)が多いかということについて、蔦が植物にまつわりついて繁茂
する様が、あたかも贔屓、馴染と不即不離の状況に通じ、それを願う御幣担ぎ的意義だとい
うお話に発展しました。

 先生は、もうすぐ90歳を迎えられるご年配ですが、かって「おもしろ栽培」などを実践し
てこられたり、今でも“常識にこだわるな”、“常識は絶対でない”などをモットーに、
常にチャレンジする姿に若々しさを感じるのでした。

 楽しい話題に時はすぐに過ぎ、先生から「コルチカム」の球根をいただいて、例会は終了
となりました。引き続く茶話会でもまた話題におおきな花が咲くのでした。

        コルチカム(の球根)
          
          (テーブルの上で、このまま花が咲きますので、花が
              咲きましたら、ブログアップしたいと思います。)

 

 ちょうどお昼時の日比谷公園では、噴水横の日比谷公園小音楽堂で、東京消防庁音楽隊
による「金曜コンサート」が行われていました。
 昼の憩い・・で大勢の観客が耳をそばだてていました。

        金曜コンサート(東京消防庁音楽隊)
          

 

 

 

 

 

 

 

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