昨日(9/19)は、頂き物のチケットで 今年も東京国際フォーラムAホールへ行って
きました。 由紀さおり・坂本冬美ジョイントコンサートでした。 5000名超の大きな
ホールはほぼ満席でした。 歌謡ブームは下火になったとはいえ、ご両人の人気はまだまだ
どうして 高い支持を得ているようです。
(プログラム表紙から)
由紀さおりは、さすがに往年の澄み切った高音はやや苦しさはあるものの、テレビなど
では想像できない声量を保っていましたし、コメディアンを自称する流暢なトークに舞台
を盛り上げていました。とても68歳とは思えないつややかさでした。
そういえば、ずいぶん昔の NHK朝ドラ「ちょっちゃん」での絶妙な北海道弁の印象が
よみがえってきました。
坂本冬美は、一時期休業に追い込まれたものの、その後復活して今や、絶好調の域に
あるのでしょう。 あのおすまし顔は、好き嫌いを呼ぶでしょうが、少し控えめな舞台仕草
は好感で、大演歌歌手の仲間入りで艶っぽさも出て人気を博しています。
二人の掛け合いも、程よい緩衝材でしたが、大音響の演奏とともに響く歌声は、やはり
まがい物のないプロ歌手の味わいがありました。 持ち歌は当然ですが、テレサテン、
ちあきなおみ、ひばり、島倉などのカバーも普段聞けない新鮮味があり大変良かったです。
松葉杖状態ですともちろん出かけることはできませんから、まだ完治していなくても
このような場所に出向ける喜びみたいなものを感じたのでした。ありがたいことです。
今日の ネアポリタナムです。