蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

煤払い  (bon)

2017-12-13 | 日々雑感、散策、旅行

  12月に入ると、収束したり納めたりの行事が多い中で、すす払いは、新年に年神様
(としがみさま)を迎える行事として、この時期ちょっと早い気もしますが、チリ・
ホコリを取り払い清めるのですね。 単なる年末の大掃除とは違い、年神様を迎える
準備のための信仰的な行事で、
平安時代にすでに行われていたといわれているようです。
 12月13日に行うようになったのは江戸時代からだそうで、江戸城は12月13日が煤払い日
だったので、民間でも多くが13日を煤払いの日としていたとありました。 
正月を迎える
物忌みの始まるのが13日で、そのための清掃だったそうです。

   すす払い (ネット画像より)
  

 現在でも、今日12月13日に「すす払い」をするところが多く残っていますが、特に
神社やお寺などのすす払いはテレビなどでも紹介されていますね。 普通の家でも、家の
中の煤掃きは、少し後にして、形だけこの日に行い、この日を正月事始め、年取りの始ま
りと称して正月の準備を始める日と考えている地方も多いといいます。 とくに、和歌山
や大阪などではこの十三日に、神棚、仏の煤払いを行う習慣があるようです。ここでは、
家の掃除をこの日にすれば、牛にたたる・・などといわれているとか。

  年神様というのは、穀物や稲などの豊作を約束してくれる神様のことで、この年神様
をお迎えするために家の中、外の汚れをきれいにする日が12月13日とされているのだそう
です。そして、その年神様は家のどこに来るのか・・といえば、実は年神様は門松を目印
にしてくるのだそうです。門松は年神様を歓迎する印だったというのです。で、年神様が
家の中に入ってどこに留まるかといえば、なんと! とどまる場所は「鏡餅」なんだとか。
ま、どこまでがどうだかわかりませんが、昔の人は、このような話を作りながら、季節や
行事を進めていたのですね。

  昨日、日本漢字能力検定協会は、京都・清水寺「奥の院」で「今年の漢字」を発表しま
した。森清範貫主が揮毫した漢字一字は「」でした。

「今年の漢字」は、日本全国および中国、台湾から応募された漢字一字とその理由を
集計して、12月12日の「漢字の日」前後に最多応募数の漢字を発表するという日本漢字
能力検定協会によるキャンペーンなんだそうです。1995年から毎年行われていて、応募が
多かった一字は、京都・清水寺の森清範貫主の揮毫により発表されるのです。

 揮毫はその後、一年間のできごとを清めるとともに、「明るい新年となるよう願いを
込めて奉納」されるといいます。
 今年の漢字「北」の理由がネット記事に推定されていました。『北朝鮮の動向、北海道
産のじゃがいも供給不足、7月の九州北部豪雨、清宮幸太郎選手の北海道日本ハムファイ
ターズ入り、競馬界を賑わせたキタサンブラックの活躍など。7,000票近くを集めた最多の
一文字だった。』


 このところ、大型の寒波が南下してきているそうで、気温も低く、日本海側では大雪の
報道が出ています。いよいよ今年も、余すところわずかとなりました。皆さん、風邪など
ひかぬよう注意しましょう。

 

 

 

 

 

コメント
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