蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

B2B2X  (bon)

2017-12-15 | 日々雑感、散策、旅行

 このほど届いた、某通信事業会社の情報誌の記事に『B2B2Xの価値創造』との見出しで、
中期経営戦略の一つとして、そのモデルが解説されていました。

 サービスモデルとしては、B2C(B―C)やB2B(B-B)などは、これまでも一般に広く
知られた概念ですが、ここでいう B2B2X なる文字表現は、あまりお馴染みではなかった
ように思います。 ですが、具体的なこの形によるサービスは、古来から一般化されていて、
たとえば、それぞれの生産者(メーカ等)が百貨店(流通店舗等)を通じて、エンドユー
ザーに提供される普通の形態ですね。

 しかし、ここで新しいのは、下図にありますように、生産者(B)が通信事業者とパート
ナー(企業を始めとしたいろんな事業者)とコラボレーションし、IOTやAI等の新技術に
よる新しいサービスを生み出しているところにあります。  
 

        

 

  B2B2X関連のネット記事を見ますと、そのモデルへの取り組みの狙いとして、次のような
一文がありましたので引用します。  すなわち
『 B2B2Xビジネスの加速は、デジタル化、IoT、AIといった社会的・技術的な潮流を活かし
つつ、個人や企業 に直接サービスを提供するモデルから、様々な分野のサービス 提供者
のサポートを通じてエンドユーザーに付加価値を届けるモデルへと事業構造を変革する
取り組みです。』とありました。

 記事には、いろんなパートナー企業とコラボレーションして、たとえば、スマートモビ
リティ社会に実現に向けて、クルマの状態は常にコンピュータにネットワークされ、安心
安全はもとより、運行に際する道路事情、駐車場情報など適宜把握できる快適性を実現し
たり、健康長寿社会に向けた情報把握やロボットの活用による対話、行動支援など、また
外国人向け情報案内サービスの充実、さらには、新しいコンピューティング技術開発に
よる、交通渋滞の解消や新薬の開発など社会的課題の解決に向けた取り組みや、スポーツ
脳科学分野では、「心・技・体」のうち、脳と密接な関係にある「心・技」部分について
脳の情報処理を解明し、アスリート育成に役立てようとする研究など、将来に向けた取り
組みが幅広く紹介されていました。

            

 情報通信事業者は、これまで電話サービスや情報ネットワークの提供サービスが中心で、
広く・あまねく安定したサービス提供を目的としていましたが、IOT、AI等、ここにきて
新しい技術を核として多くの様々な企業(機能)とコラボレーションすることで、従来
には考えられなかった新しい社会システム・サービスの実現へと向かい始めているので
すね。



 

 

 

 

 

 


 

コメント
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