蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ヨコヅナイワシ  (bon)

2021-02-01 | 日々雑感、散策、旅行

 令和3年も早や2月に入りました。
 新型コロナによる緊急事態宣言は延長の気配ですが、コロナ禍は1年以上になり、
世界
中の人々が苦しんでいます。何とか早く脱出したいものです。

 今年は明日、2月2日が節分です。普通2月3日が節分ですが、今年は、124年ぶり
(1897年以来)に2日となるのですね。

 節分にはイワシがつきもので、『鬼は七輪でイワシを焼く煙と臭気を恐れるとい
い、西日本ではイワシの焼き魚を食べる風習があり。焼いたイワシの頭をヒイラギ
の枝とともに飾り物にして門口に掲げておく』などの習わしがありましたね。

         (ネット画像より)

 

 タイトルのヨコヅナイワシ(本当はイワシではないですが)の話題に入りたい
のですが、その前に、124年ぶりの2月2日の節分が気になって考えてみたのですが、
ストンと理解できないままとなってしまいました。

 地球が太陽の周りを1年365日で公転していますが、実際は、365.2422日で、この
ずれを「うるう年」で補正していますが、この補正は逆に45分進んでしまうことに
なり、うるう年が31回(つまり124年)で丁度約1日進むことになるので、ここで、
この1日を補正する(ずらす)感じかなと思うのですが、よく理解できておりません。

         

 さて、「ヨコヅナイワシ」は、先月25日に、海洋研究開発機構(JAMSTEC 本部:
神奈川県横須賀市)が命名したと発表されましたが、数年前から駿河湾海底2500m
付近で合計4匹を捕獲したとあり、深海魚二ギス目「セキトリイワシ科」の仲間で、
その大きさや食物連鎖の最上位にいる種であることから「ヨコヅナ」と命名された
そうです。

 二ギス目セキトリイワシは、これまで世界各地でも捕獲されている魚で、平均し
て35~40㎝であるのに比して、今回捕獲されたものは、体長140cm、体重25kgに及ぶ
巨大なもので、DNA検査などそして「トップ・プレデター」(生態ピラミッドの最
上位)を示していることから、新種「ヨコヅナイワシ」と名付けられたのでした。

      ヨコヅナイワシ (下段はCT画像)T
       (JAMSTECより)

 駿河湾のこのような近場の深海で、これほどの大きな魚を発見できたことは、驚
きであり深海魚の生態を解明するきっかけとなると話されていました。

 「セキトリイワシ」のセキトリはどこから命名されたのか、確認できませんでし
たが、二ギス目ということで、イワシはニシン目ですから、イワシの仲間ではなく
深海魚なんですね。

 余談ですが、なぜ「セキトリ」としたのか? そして、今回の巨大な「ヨコヅナ
イワシ」は、なぜオオゼキでもなくセキワケでも、コムスビでないのか? などつ
まらぬ疑問が湧いてきますね。 まぁ、トップ・プレデターということで、食物連
鎖の最上位にあることでヨコヅナ・・ 
なんでしょうね。

       (JEMSTECより)

 日曜日のテレビ(NHK)で、さかなクンも出演していましたが、こんなの見たこ
とがないといっていました。歯は、鋭く何層にもついていますが、頭の割には眼が
小さく、頭部に鱗がないといっていますから、あまりきれいな魚ではないようです。
水っぽくて食用にはならないそうです。 生も焼いてもおいしくないとも。

 なお、参考までにセキトリイワシ科には23属あり少なくとも90種あるそうですが、
そのうち主なものを列記します。

 ウケグチイワシ属オニイワシ属 クログチイワシ属(ここにヨコヅナイワシ
が分類されている)、 セキトリイワシ属 ソコノコギリイワシ属、ハゲイワシ属
などが挙げられていました。 

 

 

駿河湾の深海で巨大怪魚捕獲 その正体は…イワシ!?

 

 

 

コメント
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