蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

緊張が欠けている!  (bon)

2021-02-07 | 日々雑感、散策、旅行

 ここ数日の予算委員会で、つまらぬことが長時間を無駄にしていました。
 委員会もようのテレビも見ないようにしましたが、要するに本来、重要案件を議
論する場であるのに、つまらない事案に議論が熱を帯び長々と時間を消費している
というのは、どこかズレているのでしょう。 分かりやすい相手の非が見つかると、
ここぞとばかり詰め寄る野党にもうんざりです。

 何に憤っているのか? といえば、現象面はホンにつまらないことながら、それ
を現実化している思考、倫理観、行動など、その人の本姓に問題を感じているので
す。 そしてその人が国を代表して導く立場にある人ならばなおさらでしょう。

 具体的な問題が矢継ぎ早に起こっています。コロナ禍で、国中が必死になってい
るさ中に、医療現場が逼迫しているときに、中小企業、事業所はもちろん大企業も
含む産業全体が悲鳴を上げているそんな困難期にあって・・。

・夜の銀座 深夜まで銀座の酒席にいて、とがめられて離党したり議員辞職したり、
それも、元国家公安委員長、文科副大臣などの要職にある人達ですから、本当に何
を考えているのやら・・。 自費でお酒を飲むのになんで問題になるか? 内心そ
んなつぶやきが聞こえてきそうです。
 ブログを見ていましたら、夜の銀座問題で議員辞職までしなくても・・との意見
がありましたが、その人は、自らの政治資金管理団体がキャバクラなどに「飲食代」
を支払っていた事実が判明しており、いろいろと根深い問題が掘り出されるのを嫌
って“潔く?”辞職に逃げたのではないかと疑いたくなります。
 この問題で、麻生派、竹下派、石原派は中核人物を失ったとあります。中核人物?
だったのですね。
             (ネット画像より)

・政治とカネ 元農相の収賄事件による辞職、広島選挙区での不正選挙で辞職、そ
の夫は元法務大臣だったのですね。 結局有罪判決となりましたが、5年の執行猶予
付きですが恥ずかしい話ですね。しかも長々と世間を騒がせて・・。

・かけマージャン ちょっと前ですが、これも三密を避けよう・・と一丸になって
取り組んでいるさ中に、検事総長を半ば約束されている、そのような人がかけマー
ジャンにふけっていた。まさかマスクをしていたかどうかなどは知りませんが・・。

・COCOA  新型コロナ対策の接触確認アプリが結局機能を果たせていなかった。
厚労省は、対策の一つとして昨年6月にこのアプリを導入して、広く利用を勧奨して、
2600万件ほどの利用があったそうですが、その1/3に当たるアンドロイド系のスマホ
は、昨年9月に改修してからシステムに不具合があり機能していなかったのに、それ
が分かったのは最近で、4か月以上役に立っていなかったとのことだったのです。

             (ネット画像より)

 COCOAは、陽性者と1m以内、15分以上の接触を続けたユーザーに通知を送るアプリ
で、この第3波の時点では、せっかくのアプリが何の役にも立っていなかったことに
なるのです。複数の利用者からの指摘で発見されたそうですが、どうしてこういう
ことになるのか? おざなりもいいところですね。 仏作って魂入れず・・。

     接触確認アプリダウンロード数・陽性登録件数の推移
               (棒グラフ・赤の折れ線)

      (厚労省より)
         (横軸は、昨年6/19~今年1/29 7日毎)
              

・五輪組織委員長の失言  この人はかって総理大臣であった人ですが、緊急事
態に、自らはゴルフに興じていて、みんなから非難されるなどのほか、たびたび失
言を繰り返していました。それが、しばらく表に現れることが少なく、静かでした
がここに来て巷が沸騰しています。 委員長を辞職せよとか更迭すべきであるとか
大騒ぎになっているのは、この人の人格をよろしく思っていない人が多くいるとい
うことかもしれません。つまらぬ発言で、多くの時間と世界中に恥ずかしい嫌な思
いをさせてしまったのですね。
                
(ネット画像より)

・首相の長男 総務省の関係部門のトップを、首相の長男が接待をしたというので
すね。利害関係のある接待は禁じられていてそれに違反しているというのですが、
予算委員会のかなりの時間をこの問題に割かれているのですね。 問題が発覚し、
それを打出すのは良いとして、なぜこんなことが起こっているのか? 
 映像関係、衛星事業で業界大手(東北新社)に勤務する長男の、総務省関連部門
トップへの接待は、長男からの呼びかけだとしたら、やはり父親の地位を念頭に置
いている、受ける側もそれを理解しているという図式で、これを受けることで息子
の立場を有利ならしめ、合わせて親父のご機嫌をうかがう・・もしこの誘いを断れ
ば、自分たちの人事に影響するかもしれないと思いめぐらせたかもしれません。
真偽のほどは分りませんが、いやな図式ですね。

          

 こんなことが立て続けに起こってしまっているのです。タイトル「緊張が欠けて
いる」としましたが、本当は「タガが緩んでいる」の方がぴったりかもしれません。
なぜこうも不祥事が頻発するのでしょうか?

 

 

山河 小椋佳

 

 

 

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