映画を観ました。
ちょっと前でしたが、BSを録画していましたので・・。
「哀愁」と「捜索者」の2本です。
「哀愁」は、1940年のアメリカ映画で、舞台はロンドン、テムズ川にかかるウオ
ータールー橋がその想い出の場所で、原題は“Waterloo Bridge”となっています。
映画は、1939年英独開戦の日、あわただしい街なか、この想い出の橋で、ロイ大佐
(ロバート・テイラー)が一人、愛するバレリーナ(マイラ:ビビアン・リー)
がくれた思い出のビリケン人形を眺めるところから始まるのです。
(ネット画像より)
物語は、第一次世界大戦に溯り、まだロイ大尉であった頃、空襲警報がなるさ中
にこの橋の上で二人の出会いがあり、急速に接近して行くのですが、戦争が二人を
離れ離れに、そして、愛する彼が戦死したとの誤報を信じ、彼女は身を崩してしま
うのです。 そんなある日、偶然彼と巡り合え、彼との晴れやかな結婚パーティの
あと、彼女は彼の母親に自分の身を告白し、黙ってスコットランドの豪邸を出てし
まうのです。
彼女は茫然として、想い出のウオータールー橋のところで、軍用トラックに身を
投げてしまうのです。
ひたむきな純愛が、ロバート・テイラー、ビビアン・リー の2大スターが演
じ、美しい映像の流れのなかの悲しい物語でした。
ビリケンさん、というのはこの頃からあったのですね。
「捜索者」は、1956年公開のアメリカ映画で、その舞台は、1868年のテキサスです。
明治元年のテキサスでの物語です。
南北戦争が 3年前に終わり、従軍していたイーサン(ジョン・ウエイン)が久し
ぶりに弟家族の住む家に帰ってくるところから始まるのです。
楽しい団らんもつかの間、イーサンとマーティン(ジェフィリー・ハンター)が
盗難にあった牛を取り戻している間に、弟の家が先住民(コマンチ族)に襲撃され、
家族は殺され、2人の娘(うち一人デビーが、ナタリー・ウッド)は、連れ去られ
てしまうのです。
(ネット画像より)
物語は、この二人の娘をイーサン、マーティン、ブラッドの3人が、広い西部の
荒野を巡りながら捜索を続けるストーリーで、とうとう見つけますが、妹の一人は
すでに殺されていて、デビーだけを無事救い出し連れ帰るというのです。
荒涼としたモニュメント・バレー(ユタ州からアリゾナ州にかけて広がる)砂漠
を駆け巡る西部劇にあって、主演のジョン・ウエインが復習に燃える執念のガンマ
ンを鬼気迫る迫力で演じ、先住民の生活習慣なども熟知したうえでの捜索の苦労と
一つの目的を遂行する決意に裏付けられた行動が、そこに貫かれていました。
(ネット画像より)
復讐が終わり、無事連れ戻されたデビーを囲んで喜びに沸く家族を後に、一人
ドアを背に出て行くジョン・ウエインの後ろ姿のラストシーンも印象的でした。
哀愁(映画)/ 別れのワルツ(蛍の光) Waterloo Bridge (film)/ Auld Lang Syne