蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

えと  (bon)

2021-02-13 | 日々雑感、散策、旅行

 今頃どうして「えと」のことなど・・? なんですが、どうでもいいことながら
妙に気になっていたのです。
 私だけかもしれませんが、「干支」と書いて「えと」と読むのも気になっていま
すし、しかし、このように読むとなっていますからそれはそれで良いとして、これ
は、十干と十二支を組み合わせたもので、干 と 支 の合成とも考えられます。

 今年のえとは「丑」年とか、あなたの「えと」は何ですか? 私はウサギ年で
す・・そんなやり取りも普通に行われています。これは、十二支をいっているので、
正確には「えと」ではないようですが、普通これも「えと」といっています。

       十牛の図 
       (ネット画像より)

 カレンダーを見ますと、今日2/13は「みずの」、明日14日はヴァレンタイデー
ですが、「みずの」とあります。続けて15、16・・と日を送りますと、「きのえ」
「きのと」「ひのえ」「ひのと」・・と続きます。すべて、「え」と「と」が対に
なっています。

               

 ネットを調べて、納得しました。 皆様には、先刻ご承知のことでしょうから、
つまらぬことで紙面を費やしてしまいますが、時々、このことが気になっていたの
でした。

 ウイキペディアから要約しますと『干支(かんし、えと)は、十干と十二支を
組み合わせた60を周期とする数詞で、古代中国(紀元前17~11世紀)にはじまる暦
法上の用語である。暦 を始めとして、時間、方位、ことがらの順序などに用いら
れる』とあり、『これに陰陽五行説(春秋戦国時代紀元前700~200年頃)と結びつ
いて今日に至る』というようなことになっています。

 つまり、十干は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸 で、これに、陰陽
五行説に基づいて木、火、土、金、水の五行に、陰・陽(兄姉=え、弟妹=と)が
結びついて次のように変化したのです。

木のえ  木のと  火のえ  火のと  土のえ  土のと  金のえ 金のと  

 甲    乙    丙     丁     戊     己     庚    辛

きのえ  きのと   ひのえ    ひのと   つちのえ  つちのと  かのえ  かのと

 

水のえ   水のと

 壬     癸
みずのえ  みずのと 

  

 十干と十二支、すなわち10種と12種の最小公倍数60で元に戻る(還暦となる)
のです。 これをまとめると、下図のようになるのですね。

 上の表から、甲子、乙丑、丙寅・・と続き、・・壬戌、葵亥の60で一巡し、再び
甲子に戻るのです。

           

 結局、えと という“言葉”は、陰陽五行説の陰・陽の「え」「と」から来ていて、
十干、十二支に由来があるのではないようですね。

 また、十干は、10までの数詞をこのように言ったわけですが、十二支に動物が充
てられているのはどうしてなのか明確ではないそうです。 なので、一般的には、
神様が・・という形になっているのかと思われます。

       (ネット画像より)

「十二支のうた」「干支のうた」歌詞字幕付き【干支、十二支の覚え歌・童謡・保育園の音楽遊び】

 

 

コメント
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