オリンピックは、高梨沙羅、高木美帆、羽生結弦らの4位は悔やまれますが、
順調に進んでいます。それにしても、氷上、雪上競技は宙を舞いながら競う
種目が増えました。昔は、スピードを競っていたものですが・・。アルペン、
クロスカントリー、リュージュ、ボブスレーなど懐かしいです。
オリンピック佳境の時に、アルマジロ? しっくりきませんが、新聞(読売新
聞、1/29、地域)に、『動物日記』のコーナーがあり、そこにアルマジロが紹介
されていました。(石井夏実氏、東武動物公園)
アルマジロ
(ウイキペディより)
この、アルマジロ・・もうずいぶん昔(1987年)のことですが、アメリカ、オー
ランドのデズニー・ワールドにある華々しいエプコット・センター(現:エプコット)
を訪れた折に、オプションで、ケネディ宇宙センター(ケープカナベラル)まで足
を延ばした途中バスの中から、ガイドさんの、『look right down, Armadillo!』
みたいな叫びで、道路わきの湿地帯を走る野生のアルマジロを思い出したのでした。
NASA宇宙センター(当時の写真から)
新聞のお話は、昨年10月に、「マタコミツオビアルマジロ」という種が新しく仲間
入りしたということで取り上げられていました。 面白いのは、硬い鎧を着た動物
ですが、身を守るときに、この「鱗甲板(うろこかんぱん)」と呼ばれるウロコ状
の硬い鎧を隙間なく丸まって、まるでボールのようになるのだそうです。で、この
鎧は、鉄砲の弾もはじくといわれているほど硬いのだそうです。 アルマジロとは
スペイン語で「武装した小さなもの」という意味だとありました。
丸まる
(ネット画像より)
アルマジロは、20種ほどいるそうですが、このように丸まるのは、ミツオビアル
マジロの仲間だけで世界に2種しかいないのだそうです。私がかってバスの中から
見たのは、ココノオビアルマジロという種のようで、北米(フロリダ)で広がった
とあり、他の種は殆どが南米に生息しているそうです。
この動物は、哺乳動物なんだそうですね。哺乳綱の中の被甲目に分類されている
とあります。 また、アルマジロは人間以外の自然動物で唯一ハンセン病に感染、
発症する動物であることからハンセン病の研究に用いられてきたそうです。
ココノオビアルマジロ(フロリダの湿地帯)
(ウイキペディより)
アルマジロはアリクイやナマケモノと近縁ですが、このような甲羅を持つ哺乳類
はアルマジロだけなのだそうです。ほぼ20種のうち、大きいものでは1mくらいのもの
から小さいものは15㎝くらいと幅があるのだそうです。
夜行性なので、動物園では、開園時にはほとんど丸まって寝ている姿ですが、時折
トコトコと歩き回っているようで、まるでラジコンのようだとありました。餌はアリ
が好物といわれて他に昆虫などなんでも食べるようですが、動物園では、食虫動物用
ペレットと馬肉のミンチをメインに、リンゴやふかしイモ、バナナ、小松菜などを
与えているそうで、特に好き嫌いもなく翌日にはきれいさっぱりなくなっていると
ありました。
このアルマジロのお陰で、昔訪れたエプコットセンターを思い出しました。
ウオルト・デズニーが晩年に計画した実験未来都市("Experimental Prototype
Community of Tomorrow")の頭文字からEPCOTと名付けられて、未来的な理想都市
を目指し、一つの独立した共同体を作る計画でしたが、ウォルトが死んだためエプ
コット計画の続行は難しくなり、最終的に当初の構想とは違ってしまいましたが、
未来を創造した広大なテーマパークとなっていました。
当時としては、最新の映像技術を駆使した新しい社会や人々の関わりを全円映像
で紹介したり、広大なワールドは、世界の有名な建物やシンボルなどが配置され、
世界一周が楽しめる配置のほか、楽しい未来型アトラクションなどおとぎの国のよ
うな造りでした。
エプコットセンター(ディズニーワールド)
(ネット画像より)
まん丸ボールに変身するミツオビアルマジロ