蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ホタル  (bon)

2024-07-14 | 日々雑感、散策、旅行

 時期的には少し遅めかもしれませんが、あの懐かしくも思えるホタルの話題です。

 先日(7/6)読売新聞朝刊 土曜さいたま版の「動物日記」に『ヘイケボタル』が
取り上げられていました。(光山小夜子氏、東武動物公園の記事)

          (ネット画像より)

  

 ホタルといえば、私にとって子供の頃(幼稚園児?)に疎開(奈良県田原本町)
していた周辺にはまだ田んぼなどが広がっていまして、夏の夜には、家のすぐ裏
あたりにもホタルが飛んでいました。 ある時、何匹か捕まえて虫かごにいれて、
口に水を含んでプ~ッとしぶきをかけたりした記憶があります。虫かごの中でも
光っていましたが、翌朝には死んでいました。

 そんなホタルが、今、東部動物公園では、年間を通して見ることが出来るのだ
そうです。「ほたリウム」という暗い室内に、天井まである水槽の中にホタルが
放たれているそうです。

 新聞記事には『ほたリウムの暗い室内には、天井まである大きな水槽があり、その
中でホタルを飛ばしています。ふわふわと飛ぶホタルはとても小さく、星の輝きの
ような淡い光を放つ様子は、とても幻想的で不思議な空間でもあります。』といっ
ています。今年の春にリニューアルされ、かわいらしい空間に生まれ変わったと
あります。

       「ほたリウム」(東武動物公園)
        (同HPより)

 20年ちょっと前に、高校の100周年記念祝賀会が大阪であり、友人と2人で出席
することにした時、途中米原で下車して、蓼科浪漫倶楽部メンバーでもある友人宅に
1泊することにしたのです。丁度6月中頃でしたので、ホタル見物をする目的でした。

 彼の家は、滋賀県日野町にあり、周囲にはまだ自然が残されているそんな長閑な
ところでした。もうその頃に、屋上にはソーラーパネルを設置し、太陽光発電に
チャレンジする自然愛好家の一人でした。

 少し早めの夕食をごちそうになり、ホタル見物(ホタルがり?)に出かけました。
はじめ、田んぼの方に向かいましたが、ここでは、数匹のホタルが飛ぶのが見られ
ましたが、これでは「少ない!」ということで、更に車で5分ほど走った川近くに
行ってみました。車は、少し離れたところに留めて、川沿いに歩いて橋の真ん中に
来ると、既に何人か来ていましたが、なんと素晴らしい光景に出会ったのでした。
 30mくらいの幅の川には両岸から草や木が伸び、暗い川面と両岸一面に、ホタルの
群舞が現れたのです。何秒か置きに、ホタルたちは同期して光るのです。中には、
そうでないのもいますが、大半は同期して光るので、そして飛びながら光るのも
いて、それはそれは言葉に尽くせない、息をのむ幻想風景でした。

 彼の話では、前日あたりに小雨があって湿度が高く、風がないむし暑い日によく
でる・・そうで、この日がそういう条件に適っていたのかもしれません。このよう
な光景をはじめて見ることが出来、感動の一夜でした。

              

 こちら、滋賀県一帯のホタルは、ゲンジボタルということで、新聞にある東武
動物公園のホタルはヘイケボタルとありますから、ネット調べで、この両者を比
べてみました。

  
                       (ことくらべより)

 表にありますように、ゲンジボタルはヘイケボタルよりも大きく(約倍の大きさ)
また光も強いとあります。

   ゲンジボタル          ヘイケボタル
  
          (共にウイキペディアより)

 

 梅雨はまだ明けずに、連日蒸し暑い日が続いています。晴れ間になると猛暑日?
の熱射が降りいずれも高い不快指数に悩まされていますが、ホタルの話題にホンの
ひととき忘れるのでした。

 

 

 

 滋賀県のではありませんが・・(こんな感じでした!)

2023年信州辰野町ほたる童謡公園ゲンジホタルの乱舞(SONYα7SⅢリアルタイム動画)

 

 

 

 

コメント (2)
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