今回のランチの会は、下町、深川不動と富岡八幡を巡ってきました。
昨日、1月21日は「大寒」で、先日降った雪は、道路わきにはまだ残っている・・そんなお昼過ぎ、
門前仲町に集合でした。
門前仲町(もんぜんなかちょう)は、略して門仲(もんなか)などとよく知られていますが、
私は初めて行くところでした。 この近くの「清澄庭園」は、支部の総会会場として利用しましたので
街の雰囲気はとても似ています。また、少し離れた「亀戸天神」あたりの街にも似た感じでした。
深川不動堂参道入り口
先ずは腹ごしらえ・・ということで、深川不動参道の1本東寄りの道を入ったところに、富岡水産、
食堂『富水』という、昔ながらの魚屋さんが経営する食堂に直行しました。お店の中も下町の雰囲気で、
威勢の良い おかみさんがテキパキとお客をさばいていました。 お昼過ぎだというのに、次々と
お客が入り 店内は賑わっていました。 私のほか何人かは、メニューには書いていない“あなご丼”を
注文しました。 どんぶりからはみ出した あなご に手こずりましたが、満足でした。
富岡水産(お魚屋さん) あなご丼
深川不動堂は、まだ新年のムードにありました。 ウイークデイなのに大勢の参拝者で賑わっていました。
その昔、江戸5代将軍綱吉の頃に、成田山からお不動さまが、“江戸出開帳”で、この地、富岡に
「深川不動堂」本堂が建立されたとあります。 本堂では、ちょうど「御護摩修行」の最中で、
ご本尊の不動明王の前で、護摩を焚き数人の僧侶が読経し、ときどき大太鼓が打ち鳴らされ、広い本堂は読経と太鼓の音に包まれ、大勢の参拝者は階段状の座席にぎっしりと座し、お参りされて
いました。 本堂の他、いくつかの階も開放されていて、4階の「宝蔵大日堂」の大広間には、
無数の大日如来像がお祀りされており、天井には巨大な「大日如来蓮池図」が描かれていました。
深川不動堂 宝蔵大日堂(天井に巨大図絵)
この他、阿弥陀如来像が祀られたお堂や四国八十八か所巡拝所、1階には、祈りの回廊などがあり、
多くの善男善女をひきつけているのでした。 ご本尊がお不動さまなのに、これほど多くの
如来さまが
お祀りされているのにも驚きでした。
少しは煩悩も、打ち払われたか・・と思いつつ、本堂を後にすると、すぐお隣?に、「富岡八幡宮」が
鎮座されていました。
富岡八幡宮(深川八幡さま)
こちらの八幡さまは、 寛永4年(1627年)といいますから、先のお不動さまよりも古い創建で、
昔から“深川の八幡さま”として親しまれてきた江戸最大の八幡様なのだそうです。
お不動さまでの護摩法要のようなイベントもなく、割とひっそりとしていました。 境内には、
測量の父、伊能忠敬翁が50才を過ぎて江戸に出て、この地に住んだことから、銅像が建てられていたり、
また、江戸勧進相撲発祥の地としても有名とあり、あちらこちらに相撲に関する碑がありました。
伊能忠敬翁と対象の位置に“大関力士の碑”がありました。栃東、武双山、琴欧州などの新しい名前が
見つけられました。
伊能忠敬翁 大関力士碑
ランチの会は、いろんなところを巡る企画を立ててくれるので メンバーと会食する以外の楽しみも
豊富です。 ちょうど1年前には、小雨の降る寒かった日、愛宕山のNHK博物館、愛宕神社などを
巡りましたし、それからの1年間には、記憶に出て来るだけでも、二子玉川の新開発商業地区と
玉川大師のお戒壇めぐり、秋の鎌倉文学館と大仏・長谷寺、武蔵野崖線など季節に合せた楽しみを
満喫しています。
今年最初の、深川めぐりも、門仲交差点の2階喫茶店で長めのお茶して、飛び飛びの話題にもみんな
フォローしながら楽しいひと時を過ごし お開きとなりました。 今回も、幹事さんの企画ありがとう。
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