蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

黒豆  (bon)

2016-01-20 | 日々雑感、散策、旅行

                     人気アイドルグループのSMAPが、解散するかも・・の噂が
                  くすぶっていましたが、このまま継続するとの記者会見で、
                         ファンは胸をなでおろしたでしょう。デヴューから25年になるそう
                         ですが、今やメンバー5人ともドラマ、司会、バラエティーなど
               それぞれに個性を発揮して大活躍していますね。

 突然ですがあの黒豆です。 昨日のNHK「あさイチ」では“あずき”が取り上げられていましたが、
こちらは黒豆の話です。

 最近では、年中 煮豆として店頭や通販などにありますが、やはりお正月の一品として欠かせない
感じです。 ここ数年、我が家では、蓼科産、自作の黒豆をお正月にいただくのが通例となりました。
丹波から取り寄せた、黒豆のタネ(豆)を春、蓼科農園に植え付け(蒔く)て、若芽や収穫前の豆を
鹿に食べられないよう、ネット囲いをして、夏を越し、秋も霜の降りる11月に収穫します。
枝から豆の鞘をちぎり、持ち帰って乾燥させる。 ひと月くらい乾燥させれば、パチッと弾けて豆が
飛び出しますが、大半は、指で豆を取り出しています。 
このように辿りますと、かなり手間ひまをかけた貴重ともいえる代物として見直されます。

    蓼科農園の黒豆(いずれもpookyさん撮影のものです。)
            


乾燥させているところ            ちょっと鞘の中をみると
   


 この黒豆を、年末に煮上げますが、レシピは、料理研究家で有名な土井勝が、15年もかけて編み出した
という「土井式」でやっています。 深めの鍋に、水、調味料、重層などを入れ、ひと煮立ちさせて
少し冷めたところに洗った黒豆と錆釘を入れて、一晩寝かせる。落し蓋をして煮立てて、丁寧にあくを
採ります。後は、弱火でコトコト6時間くらい煮て、煮上がったら鍋のままゆっくりと味を含ませる・・
というやり方です。ふっくらとしわを付けないためには空気に触れさせないようにすることだそうです。

 ウイキペディアによれば、「黒豆は、ダイズの品種のひとつで、黒大豆(くろだいず)、ぶどう豆とも
呼ぶ。種皮にアントシアニン系の色素を含むため、外見が黒色を呈する。栄養成分的には通常のダイズと
同等である。」 そして、「代表的な品種として、江戸時代から栽培されている大きさが極大に分類される
兵庫県篠山『丹波黒』、京都府京丹波の『和知黒』、その他『紫ずきん』、『作州黒』、『信州黒』など
多数ある。また小粒の黒豆として、『黒千石』がある。」とありました。 
黒千石は昨年、蓼科農園にも播きましたが、ネットが外れて、鹿などに食べられたのかうまく行きません
でした。

 高尾山のケーブル山頂駅で焼いている名物「天狗焼」(まんじゅう)の餡は、甘さ控えめの黒豆餡ですね。
今年も高尾山詣で、美味しくいただきました。
また、手元にある 酒造会社発行の健康便り(冊子)に「体と心の栄養 黒豆」の記事がありました。

 アントシアニンは、強い抗酸化力を持つポリフェノールの一種で動脈硬化や脳梗塞などの予防になると
言われているそうです。また、イソフラボンが豊富で女性にはうれしい食品で、さらにサポニンや
ビタミンEが豊富で、お通じや血行を促すなどの効果があるといっています。
 また、その昔、戦に出る時に携帯食として持参した「兵糧丸」や「兵利丸」というのがあったそうですが、
これらは黒豆を粉末にして、蜂蜜やマムシなどと混ぜて練った丸薬なのだそうです。走りながらでも
摂れる簡便な滋養の源だったのですね。
大したもんですね、黒豆さん!

 

 

 

 

 

 


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1 コメント

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体にいい豆なんですね! (pooky)
2016-01-20 13:45:52
黒豆の効用色々とあるんですね!
今年もしっかり植えないと・・・
もう少し工夫してよい黒豆と収量を上げなきゃ!
苗作り頑張りますね。
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