蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ある日の書籍広告  (bon)

2017-05-28 | 日々雑感、散策、旅行

 10日ほど前のことですが、5月17日(火)の読売新聞朝刊1面下段の書籍広告は、次の
ような見出しが並んでいました。

   ・テロメア・エフェクト      NHK出版

   ・認知症介護ラプソディ      メディカルパブリッシャー

   ・逆にしたらよくわかる教育勅語  ハート出版

   ・死ねない老人          幻冬舎

   ・ジェントリフィケーション    古今書院

 どのタイトルも興味を引くものばかりです。 中には、どのような意味かも分から
ないカタカナもありますが、皆さんは既にご覧になっていますでしょうか?

 私は、この内のどれも手にしたことが無く、かなり遅れているのかもしれませんが、
別に慌てて一線をそろえる必要も 既にない身ながら、どれからか、ちょっと読んでみた
い気もしています。で、先ずは、ネット調べでどのようなものなのかを探ってみたのです。

 以下には、ネット記事をそのまま転写させていただいたりして、広告の片棒を担ぎました。

 ●テロメア・エフェクト  
 これは、5/16のNHKクローズアップ現代で放送されたそうですが、大体以下のよ
うな内容であるらしいのです。
 テロメアというのは、私たちの身体を作っている37兆個の細胞が、生きている限り
分裂してどんどん入れ替わっているわけですが、この細胞分裂に深くかかわっている
のが染色体の先端にあるテロメアなんだそうです。そして、テロメア
の長さは、生まれ
た時には15,000(=塩基数)あるのが、細胞分裂の度に少しずつ数が減って行き、30歳
を超える頃にはその長さは半分(6,000)になり、加齢につれてさらに塩基数は減少する
というしろもので、染色体は安定性を失い、細胞が老化して行く・・そんなことなんです。

『“同じ年齢なのにどうしてこうも違うのか”と思うことが少なくない。たとえば同じ
60歳でも、Aさんは背筋がピンとしていて、肌には張りがあり、病気などどこ吹く風。
それに対してBさんは、腰が曲がっていて、肌にはシミやたるみが目立ち、多くの慢性的
な疾患に悩まされている。ふたりの違いに大きく関係しているのが、「細胞の老化」だ。
 わたしたちの体を構成する細胞は分裂を繰り返し、日々新しいものに置き換わっている。
そして、細胞が分裂・再生できなくなると、当の細胞は老化してしまい、体の組織も
老化を始める。先の例で、Bさんが早くから老けこみ、多くの疾患に苦しんでいるのは、
その細胞がすでに老化しているからだ、というわけである。

 細胞の老化に「早い/遅い」があるのはどうしてなのだろう。 そのポイントになる
のが、本書の主人公ともいうべき「テロメア」である。テロメアとはどんなもので、
細胞の老化とどう関係しているのか。本書はそれらの点を一般読者に向けてわかりやす
く説明していく。 なお、著者のひとりのエリザベス・ブラックバーンは、テロメアに
関する発見で2009年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。』

『テロメアとは染色体の先端部分を指し、寿命を司り、加齢とともに短くなることがわ
かっている。しかし最新の科学によれば、生活習慣しだいでテロメアを伸ばし、健康
寿命を延ばすことができるという! テロメアでノーベル医学生理学賞を受賞した著者
自らがその仕組みを解説するとともに、健康長寿に効く運動、食事、睡眠、ストレス
対処法を伝授。テロメアの自己診断テストや今日からできる実践プログラム付き。世界
20か国で続々刊行の大注目書!』


 ここまで言われてしまえば、読んでみないわけにはいかなくなってくる・・でしょう
ね。 いや、もうここまで老化してしまえば、今更読んでももう遅い・・!

              

 

●認知症介護ラプソディ 

 世の中には多数の介護保険制度についての資料や書籍があるが、専門用語などが多く、
一般には読みづらいものとなっている。また、認知症という病気についての書籍も、
医療用語が多数用いられているなど、わかりづらいことも多い。

 この新刊では著者が認知症の「ばあちゃん」を介護するストーリーを通して、要介護
認定をいかにして乗り切るのか、自分の物が盗まれたと思ってしまう妄想や徘徊の意味、
認知症のサイン、認知症の薬についてなどか紹介されています。
 2016年10月「認知症介護ラプソディ -笑って学ぶ認知症介護が楽になる40の知恵-」が
発売された。 この新刊は笑いながら読むことができるストーリーの中で、認知症の介護
において、必要なテクニックなどが紹介されている。とありました。

 著者は 速水ユウ氏(女性)。そのプロフィールは、氏のブログから 『作家、認知症
介護・予防ナビゲーター、保健師、認知症予防食生活支援指導員、野菜ソムリエプロ。
ベジフルビューティセルフアドバイザー。

 大阪府立看護大学(現大阪府立大学)を卒業し、病院勤務(看護師)、役所勤務(保
健師)を経て渡米。ミズーリ大学社会学部で社会学(社会学学士)、ミネソタ州立大学
でジェンダー学(女性学修士)を学び、研究助手を務める。留学前後に一般派遣、医療
派遣を経験する。その後、慶応義塾大学看護医療学部地域看護助教、甲南女子大学看護
リハビリテーション学部老年看護助教を経、現在は企業で保健指導のかたわら執筆活動
をしている。 趣味は家庭菜園、4歳男1歳女の母。』

 この本も、介護(するも、されるも)すぐ間近に迫っている訳ですから、必読かも
知れません。
あぁ~!      1,180円(税別)

         

 

●逆にしたらよくわかる教育勅語    

 そういえば、少し前になりますが、国会でこの問題が論じられて、なんでも野党が
これを“危険思想”呼ばわりされていたような記憶があります。
『教育勅語と聞いてどんな内容を想像しますか。実際に読んだことがない方には、なん
となく怖いイメージがあるかもしれません。
 教育勅語とは、孝行、友愛、夫婦の和、
朋友の信、謙遜、博愛、修学習業、智能啓発、徳器成就、公益世務、遵法(じゅんぽう)、
義勇という12の徳目からなる簡単明瞭かつ当たり前な「心がけ」にすぎません。では
なぜそれに「危険思想」というレッテルが貼られてしまったのか。
その答えがこの「逆・教育勅語」です。

 「一、親に孝養を尽くしてはいけません」「二、兄弟姉妹は仲良くしてはいけません」
など徳目を逆にしてみたところ、まさしく「現代の日本そのもの」を表してしまったの
です。 実際、講演などで話題にすると、最初は笑っていた聴衆が、その恐ろしさに気づ
いてみるみる真っ青な顔になったそうです。
 教育勅語を廃止したのはGHQでした。時の文部大臣は「素晴らしい内容だから」と
抵抗しましたが、だからこそ廃止されてしまったのです。
そして戦後日本の教育界や
左派メディアがその内容を不当に貶(おとし)めた結果、道徳もモラルもない逆・教育
勅語の世界が実現してしまいました。』

『逆・教育勅語

   一、親に孝養をつくしてはいけません。家庭内暴力をどんどんしましょう。

   二、兄弟・姉妹は仲良くしてはいけません。兄弟姉妹は他人の始まりです。

   三、夫婦は仲良くしてはいけません。じゃんじゃん浮気しましょう。

   四、友だちを信じて付き合ってはいけません。人を見たら泥棒と思いましょう。

   五、自分の言動を慎しんではいけません。嘘でも何でも言った者勝ちです。

   六、広く全ての人に愛の手をさしのべてはいけません。わが身が第一です。

   七、職業を身につけてはいけません。いざとなれば生活保護があります。

   八、知識を養い才能を伸ばしてはいけません。大事なのはゆとりです。

   九、人格の向上につとめてはいけません。何をしても「個性」と言えば許されます。

   十、社会のためになる仕事に励んではいけません。自分さえ良ければ良いのです。

 十一、法律や規則を守り社会の秩序に従ってはいけません。自由気ままが一番です。

 十二、勇気をもって国のため真心を尽くしてはいけません。国家は打倒するものです。』

  まぁ、“勅語”というのが、引っかかっているのかもしれませんね。

                 

 

●死ねない老人  

 『「はやく死にたいよ」忍び寄る“老後悲劇”の足跡―他人事では済まされない!
高齢者医療に25年間携わってきた医師が明かす「死にたくても死ねない高齢者」の悲惨な
実態。』 
『“生きる希望を持てない”“本人の意思に反して生かされている”…。そんな「死ね
ない老人」が増えている。高齢者医療に長年携わってきた医師が高齢の患者たちの心の内
を紹介しつつ...』

        杉浦 敏之著  2017/2/28発売 

 ふ~ん! 身につまされそうで怖い感じです。

           

 

 ●ジェントリフィケーション 
           藤塚 吉浩 著 単行本

 都市近郊でも、商店街などが、歯抜け状態になるなどの変化が起き、何とか活性化した
いなどと都市の再開発問題はこれまで盛んに論じられてきましたし、私らが現役の頃も、
特に中核地方都市においてこれらの問題を検討して来たことがあります。 しかし、この
ようなプラス発想での取り組みではなく、都市再開発における負の側面がある事を正しく
捉えなければならないと警鐘を発しているのですね。そこに新しい問題が発生している。

『ジェントリフィケーション(Gentrification)とは、都市において比較的貧困な層が多
く住む中下層地域(インナーシティなど都心付近の住宅地区)に、再開発や新産業の発展
などの理由で比較的豊かな人々が流入し、地域の経済・社会・住民の構成が変化する都市
再編現象である。 日本語では、高級化、中産階級化、階級浄化などの訳語があてられる。
これにより、貧困地域の家賃・地価の相場が上がり、それまで暮らしていた人々が、立ち
退きなどによって住居を失ったり、それまでの地域コミュニティが失われたりすることが
問題となる。』

 ジェントリフィケーションは、ニューヨークを始めとするアメリカなどに広くその事例
があるようですが、日本での代表的な事例として、吉祥寺が挙げられていました。

『「このまま全ての地域がジェントリフィケーションされ続けてしまっていいのか?」
真剣に考える時が来たのかもしれません。』

         


   

 今日(日曜日)これ(朝)から、蓼科農園に向かいます。今年2回目で、“大合宿”と
名付けて
野菜の苗たちを大量に植えつけます。 サツマイモの苗は、現地調達しますが、
それ以外の苗、長ナス、米ナス、ピーマン、パプリカ、かぼちゃ、スイカ、ししとう、
トマト、などなど・・20種類以上の苗は、東京練馬で pookyさんが、愛情いっぱいに
(タネから)育苗した者たちを持参して植えつけます。
 黒豆は、これまで練馬で苗に育てて持参していましたが、昨年の実験から種の直播き
でもOKでしたので今年からは、タネとしました。

 

 

 

 

 

 

 


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