Friedrich Engelsは、1884年に書いた本『The Condition of the Working Class in England』の中で、マンチェスターのスラム街Angel Meadow地区を
見て、「地上の地獄」と呼ぶにふさわしいひどい場所だと表現した。今日で
も、世界のいたるところに同様の光景が見られる。2010年、国連は、全世界
でスラム街に暮らす人は 8億2,700万人にものぼると試算した。この数は
Engelsの時代の世界人口に匹敵する。そして、2030年にはその数は倍増する
とみているのである。
昨年、Dartmouth大学Tuck School of BusinessのVijay Govindarajan氏は、
マーケティングの専門家Christian Sarkar氏と一緒に、Harvard Business
Reviewのブログに、挑戦的な一文を載せた。その内容は、世界には超優秀な
ビジネス界の頭脳が集っているのに、なぜ貧困者の生活を救う方法を考えな
いのかというものだった。まずもっと住まいらしいしっかりした家を与える
べきだというのである。頑丈な材料を使い、敵から身を守れるようなもので
なければならない。水の浄化装置や太陽光発電の装置なども設備されるのが
望ましい。ニーズに応じて柔軟性も必要だが、価格は 300ドル以上であって
はならないという条件をつけた。
1953年12月28日、パリ郊外の町に生まれ、幼少時よりピアノに親しみ5歳で作曲を始め、
16歳でパリの名門音楽院コンセルバトワールを首席で卒業、1976年にBalada para Adelina(渚のアデリーヌ)でレコードデビュウした。どんな曲でもロマンチックにアレンジしてしまうピアノテクニック。日本にも30年前にデビュウ、世界で最も人気のあるピアニストとしての地位を維持している。