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ブログというネット画用紙に、些細なことを落書きしてみました。
今日のブランチに出た筍と蕗の煮つけが、絶妙においしかったので、家内に「味が沁みて美味しいね」とおせいじのつもりで称賛の言葉をかけた。「糠を入れて煮たらえぐみがとれて美味しく炊けたわ」「えぐみってなんだね?」「えぐみをしらないの」と小馬鹿にされた。えぐみ、どこかで最近聞いたなと思い、あれこれ考えた末、その出所が分かった。今読んでいる最中の村上春樹の1Q84の一節に出ていたなーと思いだし、ページをひもどいて、単行本2巻目の82ページに載っていた。
青豆とあゆみが訪れた乃木坂の洒落たフランスレストランで、 知り合いのシェフがサービスで出してくれた赤ワインについて、シェフとの会話のくだりに
「悪いけど既に栓があいていて、テイスティング分量が減っている。昨日、味にクレイムがついてね、代わりのを出したんだけど、実際のところ、味にはわるいところなどひとつもない。相手はさる高名な政治家で、その世界ではワイン通ということで通っている。でもワインのことなんてろくにわかっていないんだ。ただ人の手前、いちおうクレイムをつけるだによ。このブルゴーニュはちょっとえぐみが出ているんじゃないかとかね。相手が相手だから、こっちもそうですね。えぐみがでているかもしれません。輸入業者の倉庫での管理がよくなかったのでしょう。直ぐに替りをおもちします。....
と「えぐみ」という言葉があった。
家内の会話と読んでいた村上春樹の小説の中の会話の中に出ていた言葉が偶然にも一致していたこと、それを昨日読んだ後に、そんな些細な言葉が頭に残っていたことが嬉しくなった次第。
こんなつまらん話を書くのは、余程暇な証拠かもしれませんね。(笑い)
余談になるが、村上春樹の人気は、今や国内だけではなく世界的人気に広がり、何度もノーベル文学賞候補にノミネートされている。この1Q84も2009年に出たころ、図書館で予約すると2年も先になるぐらいの人気であり、当初瞬く間に200万部が売れたとのことであった。
つい最近、ひょっと覘いた近くの本屋で、全6巻の文庫本として売り出されているのを見つけたが発売されてる4巻買ってみた。3巻目の途中まで読んだが、話が意外なところに展開し始めこれからどうなるのか、どんどん引き込まれていく感じで。5巻6巻目も出たら、すぐにも買いに行きたいぐらい面白い。またもや人気が再燃する勢いである。それにしても、春樹の本は、文学の大御所じじーあたりからすれば、こんなものが文学かと侮蔑される面があるやもしれないぐらい、純文学としては格調がないのかもしれないが、とにかく面白い。
それにしても、このところ異色作家が次々と受賞しており、文学の世界も新しい時代に進展しているような気がする。IT同様ついていくのが大変である。
二人の異色の作家対談:
また話を「えぐみ」に戻そう。
蘞味。えぐみと読む。:
野菜の中に含まれているアクで、飲用時の苦みと飲用後の舌の荒れを感じるような好ましくない味のこと。
苦味とは異なる。
野菜の水溶液または浸出液のマンガンが唾液中のリン酸と錯形成し、えぐみを示すと推察されている。
ワインの「えぐみ」、について話を発展させたい....
ワインといえば、スーパーなどのワインショップで、コルクキャップではなくスクリューキャップのワインを選んでしまったときに、「こんなスクリュウキャップの蓋のワインなんてジュースを飲んでるみたいで美味しくないね。やはりワインはコルクキャップでなくちゃー」と、
上述の高名な政治家のように発言をすることがある。本当にスクリュータイプのワインは安物なのであろうか?
そこで、検索窓にCork vs. Screw cap wineと打ち込んみたところ、続々と出てくるわ出てくるわ「瓶詰めワインの蓋」を話題にした記事がいっぱい出てきました。
欧米やオーストラリア、ニュージランド、南アフリカ、チリーなどのワインをよく飲む国々やワイン生産国でScrew capがCorkに取って替りつつある大きな流れが出ていることがネット情報から知ることが出来た。
その一つを紹介してみます。
Cork vs. Screw Capをクリックしてみてください。
ここには、こんな風に書いてありました。
「Corkには二つの欠点がある。その一つは、スペインやポルトガルに生息するコルクの樹の皮から製造されるコルクを衛生上の問題から瓶詰めする前に消毒するのだが、その消毒に使われている化学製品TCA (or 2, 4, 6-Trichloroanisole)がコルク蓋の5-10%に残存するため、それがワインにかび臭い匂いを発生させ、不快な味を与えるという問題がある。
次の問題は、酸化の問題である。ワインを瓶詰めするときに少しの空気を残しその空気がワインの熟成(Air)作用に役立つが、問題は自然のコルクの多孔性にばらつき(最高1000倍もの)あるために、熟成度(Vintage)がばらつくという問題があり、熟成度のばらつきをなくすことが、ワインメーカーの最大の悩みであった。この最大の問題点を解決するにはScrew Capが最善の策であると考えるようになり、ワインメーカーは栓を抜くときのロマンチックとドラマチックを犠牲にしてでも、ワインの香り、鮮度、均質な熟成度を保つためには、致し方ないとScrew Capに傾注する方向に大きな流れが出ており、世界的に有名な高級ワインさえもScrewを採用することを発表している。オーストラリア、ニュージランドは9割がたscrewになってしまったとのことである。
今や、消費者にとって、高級ワインかどうかをコルクかスクリューかで判断出来なくなり、真に高級なワインかどうかはラベルで判断するしかない時代になった」とのことである。
円高でワインが安くなっていると聞いたので、Amason.comで適当に選んだ南米チリーワインの大手miramonteを買ってみたが、
もちろんスクリューキャップで、意外になかなかの渋み深みと柔らか舌触り、フルーティーな香りが漂うワインで、美味しく気に入って飲んでいる。
Miramonte Cabernet Savinion-Merot 2010ものである。一本380円。おすすめである。
興味がわいたので、Miramonte(クリック)のHPを開いて調べた.2010ものは$12/gal
750mlあたりの価格に換算すると、180円/1一本程度。これに運送費と輸入税がプラスされる...
ワインの世界の消費量と国別消費ランキング:
日本の成人が1年間に飲むワインンは3.2本、1位はフランス70本で、イタリヤがわずかに少ない70本、4位がスイス54本 、日本は19位。国別では、1位アメリカ、イタリヤ、ドイツ、中国、英国、中国はどんどん伸びており、トップになるのも時間の問題であるとか。
PS:
ひっちゃかめっちゃかなブログになりました。
「しっちゃかめっちゃ」は大阪弁ではなく長崎弁。大阪弁ではひっちゃっかめっちゃかと言いますねん。
最後に口直しに歌謡曲でも如何.....
裕次郎とテレサの写真をCtrl押しながらクリックすると、Yutube歌謡曲特集の開演となります。
上の1q84の単行本の写真をクリックすると、「1Q84」で、いきなり登場する レオシュ・ヤナーチェク 「シンフォニエッタ(Sinfonietta)」の曲を隠してあります。これもどうぞ。