忘年会第1弾 （bon）

　実は、昨日でしたから、まだ11月（30日）でした。私にとっては、リタイヤして既に
10数年経つわけですから、今更“忘年会”でもありませんが、毎年この時期に開催される
飲み会でした。
　この会は、40年ほど昔の職場を共にした、“当時、燃え盛っていた”仲間の会で、
昨年も、同じ渋谷で開催があり、懐かしく、ともにその絆を確かめ合いましたが、今回も
場を共にしたとたんに その昔にタイムスリップし、笑顔で大きな声で語り合うのでした。

　幹事を務めていただいているのは、第2の職場で役員を務める超多忙の人で、おかげ様で
毎年多くの仲間が集う楽しい会として 続いているのですね。　ありがたいことと感謝して
いる次第です。
　今日のメンバーのうち 約半数はそれぞれ現役で、特にIT関連会社で重責をこなしている
皆さんで、私を含めたリタイア組みの皆さんに新鮮な、しかしシビヤーな空気を吹き込んで
エネルギーを与えてくれたり、その昔の職場を思い出したり大賑わいとなりました。

　　　　　　　　　　お鍋をちょっと中断して・・
　　　　　　　　　　　
　

　年齢などは、全く気にすることもなかったところ、誰かが 65歳になってようやく年金が
下りたとか、いよいよ高齢者（前期）の仲間入りをした・・などの話題は、まったく事実
ながら、いつまでも当時の若い顔つき（に見えるその人）に、改めて40年ほどの時間が過ぎ
ていることを認識させられたのでした。
　中に、アメリカ・パロアルトの「テスラ」社の電気自動車のオーナーがいました。彼は、
もともと車が好きのようで、10年も前には、グリーンのBMW（大型）に乗っていたし、それ
から、2種乗り換えて、今回はいよいよEVにしたとか・・平然と言っているのでした。
日本で1～2000台、ワールドワイドで6万台とか。　いやはや、すごいですね。

　忘年会の話題としては、いささかふさわしくありませんが、このところ、日本を代表する、
基幹会社が次々と検査データを改ざんした製品を出荷したことが、かなりの時間をおいて
公表されたことに驚きを禁じ得ず、このような酒席においても、これらの失態が自らのよう
な悲しい気持ちがよぎるのでした。
　当時の日本では、このような事は金輪際起こりえないとの自負があったように思います。
凶悪な事件、不可解な事件も後を絶たず、そんな話題も飛び交うなど、大いに発散していた
ようでした。旅行の話は、いつも楽しい話題となっていました。

　　　　　　　　　解散の前に、もう1枚
　　　　　　　　　　 （渋谷で）

　そんな、昨今の世間事から離れて、当時と最近の技術比較による情報機器・サービスの
発達は、およそ想定外のことばかりで、誰しも今日のスマホの進展、IOT社会などを予想
したでしょうか？　場の半数程のリタイヤ組も、現役の人達も同じ思いを抱かれている
ようでした。

　小止みだった雨も、少し降り出した渋谷の夜は、多くの人が行き交い、私たちの幾人か
は、近くでお茶してお別れとしました。

　渋谷、宮益坂交差点から北方向に、変わったデザインの高層ビルが建築途上でした。
年々、姿を変える渋谷、いつまで工事が続く渋谷ですが、今夜も人の波がゆれていました。

変わったデザインの高層ビル（左）　　　　　宮益坂を見上げる