このところスッキリしない日が続くが、秋涼のスカッとした快晴の朝を迎えたいものである。
ところで、季節の変わり目はややもすると体調を崩すことが多いという。高齢者は特に体調の管理が難しいという。他人ごとではない留意していこう。
{語り部}
実家は、精米所を営んでいた関係か戦後コメの配給所も兼ねていた。米穀通帳を持っている人に配給するのである。しかし、食糧難の時代、米が必ず届くことはなかった。それを補うために代用食としていろいろなものが届くのである。サツマイモなどは上等で、トウモロコシの粉や杏子の干したもの米軍の払い下げ物などである。特に驚いたのは、一斗缶に入った真っ赤なケチャップである。それをどう分けたか定かではないが、初めて見るあの赤い毒々しい色(当時はそう見えた)が印象に残っている。