小振りで可憐な花を咲かせる朝顔、ようやく咲いてくれたのでアップする。と言うのは一緒に蒔いた朝顔は、とうに咲いたのになかなか発芽しない。それが彼らの生理にあっているのかもしれないが、あまりに遅いので諦めかけていたのである。
朝顔の季語は秋というのは、この種のためにあるような気がする。飾り気のない原種に近いこの朝顔、お気に入りの一つである。弦も元気だし、次々と咲いてくれそうだ。
{語り部}
戦況がおもわしくなくなると、親せき縁者を頼って疎開する人々が、一寒村にも来るようになった。彼らは生活の基盤がない。困窮するする人々も少なくない。配給を受け取りに来る人の中には、栄養失調(この頃よく使われた言葉)となり異様にお腹が膨らんだ方もいた。間もなく亡くなったとの噂を聞く、、、。