このところ不順な天候が続いてきたが、ようやく回復し秋らしい空を見せるようになった。暑い最中きれいな花をつけていたお隣の柘榴、いつしか実となり紺碧の空をバックに色づき始めている。秋らしい快晴の日々が続いて欲しいものである。
{語り部}
戦中・戦後の混乱期、疎開してきた人々で複式学級だった学校も児童数が130人ほどに急増したことがあった。学用品も不足し偶に届くノートなどもくじ引きで配る有様であった。籤運が弱く悔しい想いを何度したことか。その母校も、数年前廃校となってしまった。当時を知る者にとっては夢のような話である。