先週のローカルニュースで豊田市稲武(旧稲武町)で人工的に氷瀑を作っていることを知りました。稲武は、僕の家から1時間半程度で行けます。それに、ローバーミニのタイヤをブリザックに履き替えたので、ちょっと雪道も走ってみたいと思い、見に行くことにしまし た。
朝から小雨が降っていました。お昼前に家を出て、まずは足助の古い街並 みを走り、ちょっと趣のある店でお昼ご飯を食べました。不思議なことに、日本の古い街並みにイギリス車のローバーミニがとてもよく似合いました。その後、R153をさらに長野県方面に向かい、稲武の交差点を南に折れ、目的地の氷瀑のある所に行きました。
気温も5℃から6℃ほどと、この時期の三河山間部としては高かったせいか、氷瀑もつららの集合体のようになっていて、人工の骨組みも見えてしまっていました。それでも、長野県との県境の町とは言え、温暖な愛知県では氷瀑などなかなか見られるものではありません。川もなければ滝もない山の中腹にある人工氷瀑は、周りの風景からは少し浮いた感じになっていてかなり不自然な感じがしました。しかし、もっと気温が低くなり融け始めていなかったら、きっとなか なかの迫力になっていたかもしれません。それに、稲武の氷瀑は夜になるとライ
トアップされているとのことですから、一見の価値はありそうです。
氷瀑を見た後は、稲武交差点近くの道の駅「どんぐりの里いなぶ」に併設された日帰り温泉「どんぐりの湯」で体をしっかりと温めました。豊田市稲武は平成の大合併で豊田市になりましたが、とても工業都市豊田とは思えない原風景が広がっています。肌がつるつるする気持ち のいいお湯に浸かり、すっかりリフレッシュしました。
せっかくスタッドレスタイヤに履き替えたのに、ここまで一度も雪道を走っていません。帰りに段戸山牧場に寄り、ちょっとだけ除雪のされてない道に入り、気分だけ雪道を味わってみま した。