相模太夫の旅録=Tabi Log

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日蓮宗の本山~比企一族滅亡の地 「長興山妙本寺」

2015-12-11 11:03:13 | 寺院
鎌倉大町の山深い風情を残す谷戸に「日蓮宗の本山」の「長興山妙本寺」はある。創建は文応元年(1260)、開山は日蓮上人、開基は比企大学三郎能本、本尊は十世界曼荼羅である。ここは「比企の乱」で滅びたことで知られる比企一族の邸宅跡である。「身延山久遠寺」、「池上本門寺」と並ぶ日蓮宗最古の寺院である妙本寺は「総門」と「二天門」の「二門」、「本堂」と「祖師堂」の「二堂」は日蓮宗の典型的な伽藍で構成されている。格式の高さが窺える。「総門」を入って右側には寺院の形をした「比企谷幼稚園」、「方丈門」前の道を左に進むと二代将軍頼家の室=若狭局を祀る「蛇苦止明神」(蛇苦止堂)がある。「方丈門」を抜け苔むした石段を上ると「寺家所」と「書院」、その先に重厚な「本堂」がある。その前方には仏教の守護神四天王の内「国天」と「多聞天」が祀られている朱色の「二天門」がある。二天門を抜けると宗祖日蓮と日朗、日輪を祀った大きな「祖師堂」がある。祖師堂の左手には「日蓮像」が建ち、「釈迦如来立像」を安置する「霊宝殿」がある。紅葉に彩られた広大な境内に建ち並ぶ伽藍からは歴史の重みが伝わってくる。(1512)












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