本日(12/19)14:30より相模女子大学グリーンホール「大ホール」において「相模原市民吹奏楽団 創立50周年記念演奏会」が開催された。半世紀に渡る「地域に根差した音楽活動」には頭が下がる。団員は70名弱で構成される。50周年記念演奏会とあってホールは超満員である。第一部は団員全員が赤のユニホームでスタート曲「ゴールデン・ジュビリー」、次が喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション、最後は「MontFuj」(富士山・北斎の版画に触発されて)であった。第二部は男性団員は黒のスーツ、女性はドレスで登場し、昨日公開されたスターウォーズにちなみ「スターウォーズ・コンサート・セレクション」、「シーガル」、「カーペンターズ・フォエバー」、「君の瞳に恋してる~フルートとバンドのための~」、「オーメンズ・オブ・ラブ」の演奏であった。指揮者と団員司会者の軽妙なやり取りに笑いがおき終始和やか、あっという間の2時間の演奏であった。アンコールにこたえて「聖夜」、後半は来場者も一緒に歌った。50周年記念演奏会に相応しい素晴らしい演奏とトークであった。(1512)
「龍淵橋」を渡ると9525坪の広大な「法華経寺」寺域が広がる。まず右正面に一際鮮やかな朱色の「五重塔」(前田公寄進で国重文)が聳える。久遠寺、池上本門寺の五重塔も立派だが総高32m、江戸時代初期の様式を留める県下唯一の塔で荘厳そのものである。そして境内の中央に優美な姿で建つのが「祖師堂」、巨大な破風を持つ比翼入母屋造りの重厚な「大堂」には圧倒される。「祖師堂」の後方に「絵馬堂」、左に千葉家伝来の北辰妙見尊星を奉安する「妙見堂」、奥に十羅刹女を安置するお堂「刹堂」、その右に並んで日蓮宗最古の本堂「法華堂」(入母屋造銅板瓦棒葺)がある。また「法華堂」の前に嘗て「本院」の入口に建っていた「四足門」があり、その先に当山守護の宇賀徳正神の本社「宇賀神堂」、裏手に「清正公大紙神堂」や「大田稲荷大明神」、そして坂を上ると日蓮聖人「如来滅後五五百歳始観心本尊抄」「立正安国論」及び重要文化財61巻他百数10点の日蓮大聖人御真筆を恪護している「聖教殿」が静寂さ漂う小丘に建っている。(1512)
市川市中山に日蓮宗六大本山=霊跡寺院の一つだが、中でも屈指の巨刹として知られる「正中山法華経寺」(別称=中山法華経寺)はある。創建は鎌倉時代の文応元年(1260年)。日蓮聖人が松葉ヶ谷の焼打後、ここ中山の地にて自ら「釈迦牟尼仏」を安置し開堂入仏の式を挙げたことが「法華経寺」の始まりで日蓮の説法と安息の地である。本尊は日蓮聖人、鬼子母神である。当寺には日蓮聖人が自ら刻んだ「鬼子母神尊像」が祀られており「中山の鬼子母神さま」として広く信仰を集めている。一体どういう巨刹(寺院)なのか胸の高鳴りを抑え、「下総中山駅」に降り立ち「京成中山駅」の踏切を渡るとそこには「法華経寺」の外郭の入口ともいうべき高麗門形式の巨大な「総門」(黒門)が建っている。ここより参道となりいかにも門前町の風情・面影残る商店街が続く。参道を進むと当寺の門とされ左右に仁王像を安置している威風堂々とした「仁王門」(赤門)が構えられいる。門右前には大きな「日蓮聖人像」が参拝者を見守っている。「仁王門」を抜けると「龍淵橋」までの参道両側には池本寺、本妙寺、陽雲寺、安世院、本光寺、高見寺など法華経寺の塔寺が並んでいる。(1512)