相模原市下溝にハーブの芳香に包まれた農園=農業生産法人「グリンピア相模原」が運営する農業体験施設「モナの丘」はある。「モナの丘」は広さ3.5haの広大な敷地に「農産物販売所」、「農業レストラン」、「ハーブ園」、「ラベンダー園」、「バラ園」、「バイオマス実験プラント」、「希望の花壇」、「キノコ畑」、「果樹林」、「バーベキュウ広場」等が配置されている。今「ハーブ園」、「バラ園」、「希望の花壇」エリアは咲き乱れるピンク、白、赤、黄の色とりどりの「コスモス」と「赤いコキア」がコラボレーション美を創り上げている。(1710)
勝坂歴史公園の南側方向に遠く丹沢山系が望め里山の風情が残る相模原市南区磯部に「新磯ざる菊園」はある。緩やかな斜面に赤、白、黄色、紫のざる菊1300株が綺麗に植えつけられている。「ざる」を伏せたようにこんもりと丸い形をしていることから「ざる菊」と言われている。訪れた日まだ全体は緑色一色、しかしよく見ると「黄色のざる菊」の蕾が膨らみあと数日で開花しそうであった。菊園の左側奥に一列であるが「ピンクのざる菊」3株ほど開花し始めていた。毎年1万人を超す花見客、鑑賞客が訪れ新磯の一大イベントとして知名度も上がっている。「ざる菊花見会」は10月28日(火)から開催され、「開会式」は11月3日(木)午前11時から行われる。美しい「ざる菊ワールド」が見られる日が少しずつ近づいている。(1710)
下磯部地区のほぼ中央に「磯部 御嶽神社」はある。創建(伝承)は延文元年(日本の南北朝時代の元号で1356~1360年)以前。祭神は天児屋根命。付近には「堀の内」、「大門」、「二重堀」などの地名からやはりかつてこの辺りには「磯部城」があったところと推察される。室町時代(1477)、上野国(今の群馬県)の長尾景春と関東地方を治めていた山内上杉定顕が戦った時「磯部城」は景春を味方にしたが、厚木の「溝呂木城」と共に滅ぼされた。「鳥居」を抜けると赤いトタン屋根のやや簡素な「拝殿」がある。境内社「堀の内稲荷大明神」の前にはまだ「彼岸花」が数輪最後の彩りを見せていた。1710