「伊豆箱根鉄道大雄山線」は小田原起点として当路線の終着駅「大雄山駅」で、距離は9.6kmkである。南足柄市関本にある「大雄山駅」に初降車した。駅名の大雄山は「大雄山最乗寺」の山号が由来となっている。当駅は関東の駅百選に選定されており三角屋根の山小屋風の駅そして駅前には足柄山のシンボル「金太郎像」が設置され降車客を出迎えてくれる。また大雄山駅の発車メロディーが 「まさかりかついで金太郎~ 」でお馴染みの童謡「金太郎」であり、まさしく「金太郎」を主役としてまたシンボルとして知名度を上げている足柄のようである。駅前の商業施設も充実しなかなか賑やかであるがこれも「最乗寺」の御利益であろうか?(1710)
小田原市浜町、先に訪れた蓮上院の奥に真宗大谷派の東本願寺を本山とする「華英山善照寺」はある。当派の宗祖はいうまでもなく親鸞聖人である。創建は残念ながら判らないが歴史は感じられる。本尊は阿弥陀如来。「山門」(寺号標)より墓域の中に参道が真直ぐ続き正面に銅板丸瓦棒葺きで入母屋造り屋根の「本堂」があり龍の立体的な飾り彫刻されており印象的である。本堂前には大木聳え、右に小さな「庫裏」が構えられている。山門前には親鸞上人の祥月命日の前後に宗祖親鸞に対する報恩謝徳のために営まれる法要「報恩講」の案内が掲載されている。(1710)