小田急線町田駅から徒歩15分、町田市中町2丁目(町田市立「さるびあ図書館」の脇)に「まちだのデゴイチ」なる案内板が建てられいる。現在展示、静態保存されているのは「D51型862号蒸気機関車」(通称デゴイチ)で、昭和18(1943)11月国鉄(現在のJR)浜松工場で製造され、長野県木曽福島機関区を中心に走行、貨物列車として活躍した。総走行距離は1,795,572.4Km。しかし昭和46年(1971)8月に28年の役目を終え、廃車となり現役を引退した。次代を担う人々にその姿を伝えるため市民の熱意と国鉄関係者の理解により昭和47年(1972)4月に国鉄から町田市へ貸与され、同年5月から当地へ展示されることになった。この「デゴイチ(D51)」は2つの特徴がある。正面からみた形状が最上部が平面にカットされてカマボコのような形であること。もう1つは先頭部の両脇に設置してある除煙板。普通は車輪のすぐ上あたりまで伸びている板がここのD51は上の方だけにある。1972年からこの地に置かれ、当初から屋根が設置され保存状態もよくこれからも「蒸気機関車」という存在、歴史を遺産として永く保存し続けてもらいたいものである。(1809)










