相模太夫の旅録=Tabi Log

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縄文~弥生時代の住居跡「本町田遺跡公園」

2018-09-16 08:12:47 | 史跡・遺跡
東京都本町田に縄文時代と弥生時代の住居を復元した「本町田遺跡公園」ある。1967~1968年に「藤の台団地」造成過程で行われた発掘調査において今から約2000年前の縄文時代前期の住居跡4基と弥生時代中期の住居跡7基、土器や石器も出土発見された。弥生時代の竪穴住居跡も発見され東京都指定史跡本町田遺跡は昭和46年「本町田遺跡公園」となった。そのうち弥生住居が2基が復元展示され内部も見学することがでる。嬉しいことに入園無料である。入口の説明板によると。5500年前の縄文前期から弥生中期の異なる時代の遺跡が同丘陵地に存在する「複合遺跡」であった重要性が認められ整備保存する運びとなった。1992年には東京都の指定史跡となった。展示の「弥生復元住居(Y-3)」は金属の道具を使用し、原木ではなく加工された住居の柱を使用した強度のある住居となっており、しかも大小2つの遺構が重なり、本住居が拡張されたことがわかる。「縄文復元住居(Y-2)」は竪穴住居であり、地面を数十cmほど掘り下げた床面となっている。柱は掘立式で、柱上に梁や桁を組み、その周囲に垂木や棟木をかけわたして屋根の骨組みをつくり、植物(芽)の茎や葉や土で屋根を葺いている。縄文時代の住居は、柱や梁などに木材を丸太のまま使用しているのが特徴。復元住居は二股に分かれた栗丸太を4本用い、梁や桁も栗丸太材を用いている。木材同士は植物の蔓などで結び、この遺構には柱穴が8本あり、本住居は少なくとも1回以上の建て替えが窺え、長期にわたって人々が生活したと推察される。古の縄文、弥生人の生活振り伝わってきそうである。(1809)

















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