一年の中で月が最もきれいに美しく見れる季節は秋、その期間の中でも満月が出る今夜であり「十五夜」、「中秋の名月」といわれる。なぜ綺麗に美しく見えるのかそれは夜は涼しく、しかも空が澄んでいるからである。今夜19:000空を見上げると地球から約38万kmという途方もない距離の先に「満月」が見える。急ぎ愛機を取り出してズームし挑撮。なんとか収めることができた。別名「仏滅名月」と言われ、太古の昔から月は神聖視され、縄文時代月を愛でる習慣もあったと記してあるくらいである。月見が盛んになった時代は平安時代、中国から伝わり貴族の間で広まった。お月様とススキ、お団子をお供え、中にはお酒を飲み、詩歌や管弦に親しむ、収穫を悦び感謝するなどとどこかロマンチックであり、風流である。(1809)
熊本県菊池市森北(菊池インター/菊池グリーンロードそば)にちょっとお洒落な八角形の建物の「道の駅 たまご庵」はある。昭和44年に創業者が400羽の養鶏を一人で起業、一貫して養鶏業を続け、創業当初から「産みたての温かい卵を提供したい」の理念からたまご庵をオープンした。コッコファームの直売所「たまご庵」は物産館、レストラン、農産加工室、中央ホール、インキュベーションオフィス、バナナ館などを備えた地域の複合コミュニティ施設である。店内では直営農場より毎日運ばれる「コッコファームのたまご」の販売、地元の生産者が新鮮な野菜や加工品を販売していおり卵を、野菜を求め大勢の人で賑わっている。コッコファーム自慢の卵を使ったサンドイッチやオムライスに厚焼き卵、スイーツ、加えて地域の旬の野菜を使い、美味しいお料理を提供している「レストラン」で親子丼に舌鼓を打った。レストラン横には「菊池をバナナの名所に」、「バナナで地域おこしを」というバナナプロジェクトから生まれたのが「バナナ館」がある。卵は皆さん箱買いの盛況ぶりで先日「カンブリア宮殿」でも放送、紹介されたことで大賑わいである。(1809)
福岡県宗像市田島に日本各地七千余ある宗像神社、厳島神社、宗像三女神を祀る神社の総本社(総本宮)の「宗像大社」はある。式内社=名神大社で、旧社格は官幣大社であり、あらゆる道の神としての最高神「貴の称号」を伊勢神宮、出雲大社に並び持ち宗像大社は「道主貴」と称されている。宗像大社は辺津宮から49K離れた沖ノ島の「沖津宮」、11K離れた筑前大島の「中津宮」、宗像市田島に総社の「辺津宮」(田島様と呼ぶ)の三社の総称である。創建は不詳(有史以前)。主祭神は天照大御神の子田心姫神(沖津宮)、湍津姫神(中津宮)、市杵島姫神(辺津宮)の三柱を祀る。宗像(=大社)は古代から大陸と半島の政治、経済、文化の海上路で大和朝廷時代の要で国際都市であった。昭和29年以来十数年の「沖ノ島」の発掘調査で4世紀から9世紀迄の古代祭祀遺構や装飾品などの大量の祭祀遺物(奉献品)、この他に縄文時代から弥生時代にかけての石器や土器などの遺物が発見されたことから「沖ノ島」は「海の正倉院」と呼ばれた。神宝として古代祭祀の8万点の国宝を有し「裏伊勢」とも呼ばれている。考古学者の吉村作治氏らの世界遺産提唱そして推薦から2年後の2017年「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として正式に世界文化遺産に登録された。今日はその「宗像大社」の「辺津宮」初訪。鹿児島本線「東郷駅」より大社行きのバスにて大社前で下車。「大鳥居」を抜けると右に「祈願所」(社務所)があり、正面に「太鼓橋」、「第二鳥居」がある。手水舎と厩舎がありその正面にある「神門」を抜けると正面に第一宮の「本殿」と「拝殿」がある。神門の左右に儀式殿と清明殿がある。そして「本殿」の外周りには121社の末社が祀られている。右側参道の先に「第二宮」と「第三宮」がある。その奥に古代祭祀遺構「高宮祭場」、「宗像護国神社」がある。悠久の歴史が今も刻まれている。(1809)