相模原市南区下溝に四季の花で彩られまさしく市民のオアシスとなっている「県立相模原公園」はある。今、芝生広場、紅葉の丘、グリーンタワー傍と園内あちこちを彩りアクセントとなっているのは「サルスベリ」の花である。このサルスベリは別名「猿滑(サルスベリ)」とか「怕痒樹(ハクヨウジュ)」、「百日紅」と呼ばれ、初夏から秋までの長い間の約百日間、鮮やかな紅色やピンク、白、赤などの花を咲かせる花木で公園はもちろん街路樹としてまた庭木のシンボルツリーとしてあちこちで一番見かけるこの時期のポピュラーな代表的な花木である。樹皮が白くなめらかな手触りをしていることが特徴で、猿も滑って落ちてしまうほどのツルツルさから「サルスベリ」と名付けられた。樹高は2~10mほどに生長し艶のある濃い緑色の葉っぱを互い違いに生やしている。花びらの縮れた小さな花が纏まって一つの穂のように咲くその花姿は美しく愛好家も多い。サルスベリの花言葉は雄弁、愛嬌、不用意あなたを信じる、潔白である。(1809)
5月鯉のぼり大会が行われる相模原市中央区水郷田名に相模川の自然に親しみ、守り育てる心をはぐくむ施設として、市民が集い、学び、遊びを通して相模川とのれあいを深めることを目的として昭和62年(1987)作られた「相模川ふれあい科学館・アクアリウムさがみはら」はある。人と川との繋がりや環境保護、人々の交流を促進の機能を付加し「相模川に集い、親しみ、楽しく学ぶ交流拠点」をコンセプトに平成26年(2014年)にリニューアルオープした。約110種類8,000匹の水棲生物を展示、人と川とのつながりや環境保護、交流促進を目的とした施設に生まれ変わった。館内は「流れのアクアリウム」、「湧水と小川のアクアリウム」、「タッチング水槽」、「両生類水槽」、「タナゴ水槽」、「回遊魚水槽」、「相模湾水槽」のゾーンに分かれている。アクリル板一枚隔てた水槽内の魚たちは流動的な泳ぎをし中々の迫力である。当館の外回りは川をイメージした水と池となっている。この美しさから当館は「かながわの博物館50選」、「かながわの建築物100選」に選ばれている。(1808)