相模原市下溝に四季の花が絶えない市民のオアシスの一つ「県立相模原公園」はある。ユリノキゲートから入った「遊具広場」の後方一画に植栽本数は5~6本ほどの早咲きの「河津桜」のエリアがある。この桜はバラ科サクラ属で「オオシマザクラ」と「カンヒザクラ」の自然交雑から生まれた日本原産のサクラである。相模原に「河津桜」が咲く所は少ないが開花の目安となる標準木的存在である。開花確認に訪れると、すべての木全体がピンク色を帯び蕾も生長し大きく膨らんでいる。昨年この時期3分咲きとなっていたが今年は雪やみぞれがふり寒いため昨年より開花が一週間ほど遅れているようである。それでも今日は寒さにめげず一本には数十輪ほど可愛らしい濃いピンクの花びらを広げ始めていた。来週後半には1~2分咲きになっていると思われる。河津桜の可憐な花姿を見るとコロナ禍のうっとおしさを忘れさせてくれる。(2202)





