相模原新戸〜磯部を夕方近くぶらり散歩していると見上げた空には丹沢・大山山系をバックとして雲の隙間から細長くの弾ける無数の光の線が、宮沢賢治は「光のパイプオルガン」、また晩年の「開高健」はしばしばテレビなどで好んで「レンブラント光線」と素敵な表現をした何とも神秘的な「薄明光線」に巡り合った。これぞ一期一会、めったに見られるものではないようだ。太陽が雲に隠れている時、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える空気が澄み出した秋ならでの気象&自現象である。雲の条件として積層雲、層雲、乱層雲、巻積雲、高積雲、積乱雲など太陽光線を遮るくらいの厚みがあり、かつ切れ間のある雲の発生が必要である。空気が澄み出した秋ならではで、これは太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間や端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える時の美しい気象&自然現象を言う。別名では「光芒」、「天使の梯子」、「天使の階段」、「ヤコブの梯子」、「ゴッドレイ」とも呼ばれる。雲間から細長く伸びる一筋の光、何とも神秘的な現象と出逢った。(2202)
相模川の支流の「鳩川」は相模原市の西部を縦断するように流れ下溝で姥川と道保川が合流し、海老名市で相模川に合流する。途中、下溝と磯部の境の辺りで「鳩川」は「相模川」に沿うように近づく。そこに鳩川から相模川へ水を逃がす「分水路」が設けられ、段丘上からの放流の勢いを緩衝するために造られている三段の段差が「三段の滝」と呼ばれている。「三段の滝」の周辺は段丘上からの相模川の景観も美しく、相模原市の西側を流れる相模川沿いに位置し上流は「小倉橋」下流から下流は「座架依橋」上流までの全長約16kmの「相模川散策路」や河岸段丘に残された美しい自然と地形を巧みに利用して「三段の滝展望広場」が造られてい相模川河畔のベスト景勝地として人気がある。この散策路は相模川に沿った道路や堤防を利用して設けられている自然豊かな小道で、散策やジョギング、サイクリングなどに利用できる。散策路沿いには周辺の名所・旧跡や相模川に生息する魚、鳥を紹介する案内板や散策路の方向を示す道標(球体サイン)が設置されている。(2202)
「酒匂川」は静岡県および神奈川県を流れる二級河川で、静岡県内では「鮎沢川」と呼ばれている。 神奈川県では相模川に次ぐ第2に重要な河川である。水源は御殿場市で延長は46km、流域面積は582km²である。松田町と開成町を結ぶ道路橋が「十文字橋」である。10年前の台風9号で橋脚の一部が沈み込み、落橋した謂れのある橋である。昔、渡り賃として10文の通行料を取っていたことからその名前が付いたの説がある。この橋はゲルバー式連続鋼鈑桁橋で橋長367mの長大橋である。右側には昭和45年竣工の「新十文字橋」、左側に並行して 「酒匂川橋梁=小田急線鉄道橋」が走っていて「ロマンスカー」や「通勤車両」がひっきりなしに通過して行く。線路橋を挟んで河畔には平成6年(1994)に開園した「開成水辺スポーツ公園」がある。酒匂川の流れが近くにあり、右前方には雪化粧した「富士山」の勇姿が望めるという開放感あふれる環境下でパークゴルフ、野球、サッカーなど多様なスポーツを楽しむことができるのだが、今日は休園の為かパークゴルフをする人もおらず静寂そのものであった。またそのお隣には管理釣り堀池「開成水辺フォレストスプリングスFSダイナー」がある。(2201)