横浜市中区日本大通り「開港資料館」を東側より出た、開港広場の一各に明治5年(1872)に設立された日本で最初の「プロテスタント教会」、正統的な「キリスト教信仰」にもとづく「横浜海岸教会」はある。明治8年(1875)に献堂された最初の建物は関東大震災で倒壊・焼失した為、1924年に木造の仮会堂、昭和8年(1933)献堂されたものである。白壁に上部にローソクの炎を模る縦長の窓が整然と並びゴシック様式の尖った三角屋根の鐘塔が印象的である。2014年大改修工事実施後、再びゴシック・モダンが蘇り優美な教会となった。会堂の内部は礼拝堂正面講壇と両サイドの扉のテューダーアーチ、縦長窓の三葉形アーチ、吹き抜け窓の反り曲線アーチ、ロビーステンドグラスの半円アーチなど、様々なアーチが組み合わされただけの殆ど装飾のない簡素な空間となっている。(2304)
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