川崎市麻生区細山にかつて細山村の鎮守社であった「細山神明社」はある。創建年代は不詳。鎌倉時代に祀り始められたと伝えられている。ご祭神は天照大神。相殿には倉稲魂神、児屋根命、五十猛命、猿田彦命を祀っている。明治6年に細山村の村社に列格、明治44年に稲荷社(北谷)、杉山社(南田)、秋葉社(大久保)、春日社(向原)及び金程村の杉山社等を合祀した。よみうりランド前駅より124号を進み、西生田小学校前を左折、やがて数個の石碑が建てられた左側に鳥居がある。「一の鳥居」を上ると「二の鳥居」があり、その下に「拝殿」と「神楽殿」がある。一般的には参道は下から石段を上へ上るが、当社の拝殿は鳥居から下がった所に構えられている。初めて知ることであるが「逆大門」ということである。また神社縁起によると「東向きに社を建てたところ、一夜にし西向きになった」記載されている。なんとも不思議な造りと謂れのある神社であった。(1601)
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