千代田区九段北に国を守るために尊い生命を捧げた246万6千余柱の方々の御霊が祀られている「靖国神社」はある。明治2年(1869)に建てられた東京招魂社が始まりで、明治12年(1879)にと改称された。当社は国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を長く後生に伝えることを目的に創立された神社である。神門と能楽堂の間の境内に「東京におけるソメイヨシノの開花標本(基準)木」がある。さほど大きくはないが基準となる貴重な樹木である。今月21日にその「標本木」で5輪以上咲いたことが確認され開花宣言がなされた。今日はもう開花宣言から一週間、まだ2~3分咲きであるが先端の枝にはたわわに桜花が美しい彩りを魅せ境内を彩っている。(1703)








