相模原市緑区西橋本「緑区合同庁舎」のすぐ隣に「河津桜」が咲き誇る「橋本公園」がある。当園は高層マンションが聳える西橋本地区の再開発地域の一角にある近隣公園で広さ1.14haの園内周囲には60本の河津桜が最後の輝きを魅せている。今月2回目の訪問となったが、1回目は満開近くなった2/16に比べると一分新しい黄緑の若葉が出始め、花びらがひらひらと散り始めて終焉の時を迎えようとしているがまだ十分桜観賞できる美しさを保っている。河津桜のピンクの花びらが地面を染めはじめ散り際の美しい光景を創り出していた。いよいよ3月に入り河津桜からバトンを受け20日ごろにはソメイヨシノ開花の第一報が聞けるかも知れない?(1702)
町田市相原に町田市小山田大泉寺末、曹洞宗総持寺派寺院「籌国山長福寺」はある。開山は寛永2年(1625年)。当初は相原町寺谷戸にあったが、文化9年(1812年)に現在の地に移転。本尊は釈迦牟尼佛。相原駅より町田街道を八王子方向に15分ほどなく丘陵地に当寺の伽藍が視界に入ってくる。「表門」より総欅、粽柱の「山門」に向かって参道両列に「石灯籠」が整然と並んでいる。山門を抜けると正面に寄棟亜鉛葺・木造総欅造りの「本堂」があり格天井には江戸の狩野派の絵師長谷川雪堤によって桜・水仙・アジサイなどの草花が35枚描かれている。その隣に本堂と同時代建築の「庫裡」、「客殿」がある。鉄筋コンクリート御堂造りの「籌福堂」、天保の建築の「鐘楼」が建ち並んでいる。門外高地に入母屋、銅屋根、総欅造り前柱の登り竜下り竜等優れた彫り物が必見の「文珠堂」がある。そして文殊堂の左手奥からは遠くに富士山、津久井の山々や相模平野などの絶景が見渡せる。広大な寺域には古刹としての雰囲気が漂っていた。(1702)