町田の賑やかな商店街のど真ん中、109の裏にしだれ桜で有名な日蓮宗の「法要山浄運寺」がある。旧本寺名は身延久遠寺。創立は天正5年(1577)。本尊は曼荼羅釈迦多宝如来像。境内には毘沙門天の石像、日蓮上人の銅像、武蔵塚、昭和大鬼があり、昭和3年再建の「本堂」右手前の庭には「鐘楼」と「休憩所」がある。その裏に一本の大きな「「しだれ桜」がある。しだれ桜は枝がやわらかく枝垂れる桜の総称で枝が長くその名の通りにしだれている。エドヒガンの系統が多く「ヤエベニシダレ」や「ベニシダレ」が一般的である。当寺の「しだれざくら」は果てしてどっちなのだろうか?先週訪れた時はまだ樹形全体は蕾状態であったが、今日はもう満開である。枝の剪定が行われたのか昨年より小ぶりとなったが、ピンク色の花びらを広げてまさしくしだれて美しい。今年のこの桜も見納めとなるかと思うとちょっと淋しい気がする。(1703)






