突然何もしたくなくなったというだけで大学を辞める決意をして両親から勘当された、基本的に自分のことしか考えていない主人公が、役者になった親友とその妹の美少女が目の前に現れ主人公の誕生日を祝い親友が心理的に追い込まれてピンチに陥り妹も兄を救ってくれといっているのに、結局は親友に救いの手を差しのべることもなく放置しておきながら妹からは非難されることもなく妹と結ばれることを示唆して終わるやや不条理系のジコチュウ自己満足的な小説。
事実の描写が観念的・抽象的で、主人公の思考の自己満足というか無責任ぶりと生活感のなさが相まって、どうにも現実感を持ちにくい文章です。それで自分のことしか考えていない主人公に都合のいい展開が続きます。
この主人公におよそ共感できない私には、読んでいてバカバカしいとしか思えませんでした。
望月佑 講談社 2009年3月26日発行
事実の描写が観念的・抽象的で、主人公の思考の自己満足というか無責任ぶりと生活感のなさが相まって、どうにも現実感を持ちにくい文章です。それで自分のことしか考えていない主人公に都合のいい展開が続きます。
この主人公におよそ共感できない私には、読んでいてバカバカしいとしか思えませんでした。
望月佑 講談社 2009年3月26日発行