伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

ヴァンパイレーツ5 さまよえる魂

2010-01-14 23:49:21 | 物語・ファンタジー・SF
 海賊船(ディアブロ号)と吸血海賊船ヴァンパイレーツ(ノクターン号)とそれらに命を救われた双子の兄弟コナーとグレースの運命で展開するファンタジー。
 5巻では一旦は合流したが再度別の道を歩み始めたコナーとグレースが、コナーは4巻で弟をヴァンパイアに襲われて失ったモロッコ・レイス船長がそれをきっかけに長らく仲違いしていた別の弟バーバッロ・レイスと再会してともに新たな襲撃を計画するがバーバッロの妻トロフィーや息子のムーンシャインの冷淡な態度に不信感を持ち続け、しかもヴァンパイアになって生き返ったジェズがコナーの元に戻り、グレースはローカンの目を治すためにヴァンパイレーツのサンクチュアリを訪れそこで導師モッシュ・ズーに不思議な力を見出されという展開です。コナーの方は危機また危機、グレースの方はヴァンパイレーツと船長・導師の謎への接近といった展開が今後予想されます。
 日本語版5巻と6巻が原作では1冊で、5巻は2009年12月発行で6巻は2010年4月刊行予定。これまで同様、1冊の原作の途中で放り出される5巻は「つづく」で終わり、6巻でようやく落ちつくということになるのでしょう。でも、6巻が出る頃には5巻の内容は忘れてるでしょうね。前にも言いましたが、原作で1冊のものを分冊にするにしても、せめて同時に出して欲しいものです。


原題:BLOOD CAPTAIN
ジャスティン・ソンパー 訳:海後礼子
岩崎書店 2009年12月28日発行 (原書は2007年)

1巻~3巻は2009年6月26日の記事で紹介、4巻は2009年9月19日の記事で紹介しています。
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