4年前の事件のトラウマを引きずる中学3年生の小笠原幸が、地元のテレビ局がバトン部に密着取材を申し込んできたのを機にバトン部を辞めると言い出し、そのことと幸と幼なじみの片桐との関係をめぐって、親友のバトン部長水沢志帆との間に微妙にすれ違い・軋轢を生じ、さらに捉えどころのないクラスメイトの海月が絡んで錯綜する青春小説。
作中で、幸が聞いた日本語と英語が混じった曲で「♪ アイヒアヨーボーイス」のフレーズだけが思い出せる(102ページ)、英語と日本語の混じった歌詞「♪ I hear your voice ~」(186ページ)という紹介があり、これは Pay money To my Pain というロックバンドの Voice という曲なのだそうです(116ページ)。私は、そのバンドも曲も知らず、当然にこれは ZARD の Get U're Dream のことだと思って読んでいました。世代の違いを感じました。

悠木シュン 双葉社 2019年5月25日発行
作中で、幸が聞いた日本語と英語が混じった曲で「♪ アイヒアヨーボーイス」のフレーズだけが思い出せる(102ページ)、英語と日本語の混じった歌詞「♪ I hear your voice ~」(186ページ)という紹介があり、これは Pay money To my Pain というロックバンドの Voice という曲なのだそうです(116ページ)。私は、そのバンドも曲も知らず、当然にこれは ZARD の Get U're Dream のことだと思って読んでいました。世代の違いを感じました。

悠木シュン 双葉社 2019年5月25日発行