Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

日本民芸館「朝鮮工芸の美」

2016年05月20日 11時48分12秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
      

 展示は何の解説もない。民芸の美を体感するのにはぴったりかもしれない。訪れる人が少ないためか、本展示の図録は3000円。残念ながら購入は不可能であった。ただしショップは図書類は充実している。民芸関係の本は文庫でもなかなか店頭には並ばないので、手に取って内容を確認するにはこのような場にくるか、図書館にでも行かなくてはいけない。現在は図書館もあまり常備しているところはなくないようなので、専門家以外がこのような図書に接するにはとても貴重な場所だと思う。
 いくつかの器、特に李朝の白磁などが私の興味を惹いた。民芸品であるので、精緻で職人芸を駆使したようなものはないのだが、あのような美しい白磁を身の回り品として家のちょうどとして常備していたというのは、羨ましいような気になる。
 白磁の大きな壺がいくつか並んでいたが、歪な形のものも多く、釜の中で変形してしまったものを日常使いとして利用したのだろうが、日常使いに問題はなかったはずだ。かえって不思議な存在感がある。
 葡萄の葉と実をあしらった図案に栗鼠を描いた壺は、面白かった。
 硯や水滴など使い込んだ艶に生活の痕跡を感じることが出来る。




夏目漱石没後100年であった

2016年05月20日 09時38分57秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 迂闊であったが、神奈川近代文学館で「100年目に出会う夏目漱石」を開催していた。5月22日までなので、本日中に行かないといけない。
 漱石の「夢十夜」の中にある「百年、私の墓の傍に坐って待ってゐて下さい。屹度逢ひに来ますから」にちなんで「100年目に出会う」となったようだ。1916年12月9日が漱石の命日。本日14時からギャラリートークもあるとのこと。
 昨日二つの展覧会で700円+1100円かかったので、本日も700円というのはつらいが奮発しようと思う。
 夕方に整形外科に通ったのち、夜は学生時代の友人4人と九州の熊本・大分の地震のメカニズムについて知見を交換し合うことにしている。私はもうすっかり素人で基本的な知識が無いに等しいなので、他の3人に教えを乞う立場である。
 なお、神奈川近代文化区間では5月28日から「没没後30年 鮎川信夫と『荒地』展」も開催される。