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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「高島野十郎展」(感想3)

2016年05月25日 23時52分54秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 淡い色調の画面に最初は戸惑いを感じたが、屋敷林と藁葺と思われる家屋、枝分かれしてかなりの部分まで埋まっている樹木、そして丁寧に書き込まれた降り続く雪と、すでに降り積もった雪、これだけしか描かれていない。
 解説によれば画家が愛した山形の冬景色となっている。下3分の1の雪よりも、上3分の2の降り続く雪の描写が印象的である。時に赤っぽい背景と落ちてくる雪片が丁寧に描きこまれていると思う。あまりたの作家のこのような描写を見た記憶がない。吹雪いてはいない。地上のものをすべて包み込むような雪である。日本海沿いの強い風が吹きすさぶ雪の降り方ではない。きっと最上川沿いの奥羽山脈と出羽山地に囲まれた地域の風景ではないか、雪の降り方ではないか、と勝手に想像している。
雪に包まれた家屋には灯りは見えないが、少し赤みがかった屋根をしている。屋根の下の温もりを暗示しているようである。
 奇抜な要素はどこにもない。落ち着いた静かな画面が私の気持ちを惹いて止まない。

 通りがかり人様もこの絵を推奨されていた。

懐かしい友人に再会

2016年05月25日 22時05分14秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は風が強く、一昨日・昨日よりも湿気が多く、不快な陽気であった。

 朝から退職者会の集まりがあった。現役時代、それも20代から30代前半の頃に仕事で大変世話になった人と会ってとても嬉しかった。局が違い、私の方が「許可権者」という立場であったが、ひとつ違いということもあり、楽しく付き合わせてもらった。組合の関係でも、単組が違うのだが、共通の知り合いもあり、向こうが「申請書」を持ってくる月曜日、許可書を取りに来る金曜日、月末の現地検査立ち合いなど顔を合わせるのが楽しかった。
 移動後は連絡を取ることが無くなり、気にはしていた。今日、私の目の前にたまたま座っておられて、向こうから声をかけてもらった。再会を機会にまたお付き合いをしたいものである。

 後半は横浜市の担当者から「横浜市の地域包括ケアシステムの現状(介護保険制度)」について講演をしてもらった。横浜市の人口約372万で、高齢化率は23.1%、86万1千人という現状の分析と課題についての講演であった。2025年には65歳以上の高齢者数が100万人を超える予想なのだが、なかなか自分のこととして想定できないものである。
 この会合が終了後、別の友人たちと中華街などで飲み会に参加したことは先ほど記載した。

野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」

2016年05月25日 21時27分01秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 退職者会の会合の終了後に、退職者会の仲間とは別の友人たちが横浜に来ているので、私を含めて5人で中華街で一次会、野毛で二次会、最後に野毛の伝説のジャズ喫茶「ちぐさ」でコーヒーを飲んで、先ほど帰宅。

    

 「ちぐさ」は野毛の地でも2年前に昔より少し桜木町駅寄りに場所を移して再開していたことに気がつかなかった。店の構えは昔の雰囲気を伝えている。2階に記念館として昔の造作でつくり直してあった。とても懐かしく見てきた。1階では昔のままの味と思われるコーヒーで酔い覚ましをした。
 これからちょくちょくと顔を出したいものである。