Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

原宿から駒場までウォーキング

2016年05月19日 22時04分48秒 | 山行・旅行・散策
   

 JR原宿駅の傍の太田記念美術館から、日本民芸館まで歩いた。過ごしやすい天気ではあったが、強い日差しのもと、歩きではかなりあった。起伏の多い道を原宿駅からNHKの横を通り抜け、戸栗美術館、松涛美術館、神泉駅、東大駒場駅を経由して日本民芸館まで、約3.5キロ程であろうか。アップダウンがあり、汗もそれなりにかいた。
 民芸館では各展示室にある椅子に座りながらじっくりと見学したため、二人共疲れて帰りは井の頭線で渋谷までもどり、東横線経由で横浜に戻った。
 私はそのままみなとみらい線で中華街のお店まで取材のために足を伸ばし、写真を撮影してから帰宅。
 結局家に着いてから歩数計をみたら2万6千歩になっていた。ウォーキングの歩き方よりはユックリであったが、それでもかなりの運動量となったと思う。腰の痛みはまだ出ていないので、この歩数を保持したり、あるいはウォーキングの要素を増やして夏の山行の準備としたいものである。



 なお、太田記念美術館のポストカードを見ていたら、小林清親の「猫と提灯」という作品があった。この猫はなかなかいい。しかもネズミの尻尾を捉えている。ひょっとしたら捉えそこなう寸前の様子かもしれない。いわゆる「可愛さ」を追求した犬・猫の作品は私はどうも好きになれない。かといって国芳流の猫も好みではない。これは動物に対する過度な愛情や思い入れをあまり感じない。描く対象に対する姿勢に近代的な眼を感じた。

 日本民芸館の「朝鮮工芸の美」は明日に記事をアップする予定。

太田記念美術館「歌川広重 東海道五十三次と冨士三十六景」

2016年05月19日 21時27分27秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等




 本日は原宿駅の傍にある太田記念美術館で「歌川広重-東海道五十三次と冨士三十六景」、並びに日本民芸館で「創設80周年特別展 朝鮮工芸の美」を見てきた。
 まずは太田記念美術館。この展示は前期と後期に分かれており、前期は5月26日まで。東海道五十三次(保永堂版)の日本橋からの半分、掛川宿までの二十七宿、並びに冨士三十六景の内18作品の作品を見ることが出来た。
 日本橋、品川、神奈川、戸塚、小田原、鞠子については構図が替えられた別の版も展示されていて、比較の面白さも味わえる。後期展示も楽しみである。
 冨士三十六景は北斎の富嶽三十六景と比較されるが、私は見るのは初めてである。北斎のように構図の大胆さと頂上が鋭角に強調された富士の姿、あるいは近景の面白さという強烈な印象は少ないが、それでも十分に構図の大胆さを堪能できる作品であることが分かった。



 武蔵小金井の冨士三十六景はその中でもかなり大胆な構図の一枚である。桜の名所だった小金井の野川(今はこんなに水量はない)と桜の木の洞から覗く冨士というのはもう少し強調すると北斎のような作品になるかもしれない。
 個人的な感覚では、私は国芳・国貞よりはライバル同士とは云え北斎・広重に惹かれる。

   


本日は源平盛衰記と広重東海道五十三次・富士三十六景

2016年05月19日 08時41分17秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日は「平家物語のやさしい読み方(源平盛衰記の章・その5)」(講師:鈴木彰立教大学教授)全8回の内の第4回目。読みが深い講義で人気があり、受講者はいつもいっぱい。話も歯切れが良くて、聴きやすい。
 このような講義は私など素人にもよくわかり、参加するのが楽しい。

 午後は予定はないので、出かけることにした。妻のリクエストで広重の東海道五十三次と富士三十六景を見に太田記念美術館に行ってみることにした。少し遠出だが、私も楽しみな企画である。