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JR原宿駅の傍の太田記念美術館から、日本民芸館まで歩いた。過ごしやすい天気ではあったが、強い日差しのもと、歩きではかなりあった。起伏の多い道を原宿駅からNHKの横を通り抜け、戸栗美術館、松涛美術館、神泉駅、東大駒場駅を経由して日本民芸館まで、約3.5キロ程であろうか。アップダウンがあり、汗もそれなりにかいた。
民芸館では各展示室にある椅子に座りながらじっくりと見学したため、二人共疲れて帰りは井の頭線で渋谷までもどり、東横線経由で横浜に戻った。
私はそのままみなとみらい線で中華街のお店まで取材のために足を伸ばし、写真を撮影してから帰宅。
結局家に着いてから歩数計をみたら2万6千歩になっていた。ウォーキングの歩き方よりはユックリであったが、それでもかなりの運動量となったと思う。腰の痛みはまだ出ていないので、この歩数を保持したり、あるいはウォーキングの要素を増やして夏の山行の準備としたいものである。
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なお、太田記念美術館のポストカードを見ていたら、小林清親の「猫と提灯」という作品があった。この猫はなかなかいい。しかもネズミの尻尾を捉えている。ひょっとしたら捉えそこなう寸前の様子かもしれない。いわゆる「可愛さ」を追求した犬・猫の作品は私はどうも好きになれない。かといって国芳流の猫も好みではない。これは動物に対する過度な愛情や思い入れをあまり感じない。描く対象に対する姿勢に近代的な眼を感じた。
日本民芸館の「朝鮮工芸の美」は明日に記事をアップする予定。