Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

休養は本日まで

2016年08月11日 22時51分19秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 朝は曇り空でそれほど暑くはなかったものの、昼近くからは太陽が顔を出し、やはり暑い一日。結局8月下旬並みではあるが、30.4℃と30℃を超えた。
 本日も買い物につきあい、リュックを持って2軒のスーパーと1軒のドラッグストアとコンビニにつきあうことに。しかも残念ながらどさくさに紛れてお酒を購入することはできなかった。同じ重さでもお酒が含まれていれば軽く感じるのだが‥。

 5~6キロ位のリュックを背負いながら、往復で1万歩をとりあえずは超えた。もっとも山ではもっと重いリュックで3万6千歩であったから、楽と云えば楽である。休養は本日までとして、明日はもう少し歩いてみたい。明後日あたりからまた2万歩を目標に歩くことにしたい。
 明日は友人宅へお昼時にお邪魔しに行くことになっている。日ごろ、人のうちに押し掛けることもないが、我が家に人を招くこともない私ども夫婦である。滅多にないことなので緊張している。
 しかしいつもサンダル・半ズボン・野球帽等々ラフな格好ばかりしている。どんな服装をしたらいいのだろうか。残念ながら長いズボンではけるものがない。冬用のズボンならばあるのだが‥。困ったものである。

吉田秀和の選曲したブラームス晩年の曲

2016年08月11日 16時32分00秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 NHKFMで「吉田秀和が語ったブラームス - 第3回 寂しさと憧れと」を放送していた。吉田秀和(1913-2012)が1993年にFM放送で解説をしたブラームスの晩年の曲から10曲を選んでいる。交響曲第4番の第4楽章は聴きそびれてしまったが、それ以降の9曲はじっくりと聴いた。とりわけ最後のピアノ曲集である作品116~作品119から各1曲ずつを選択しているのに興味を惹かれたので、楽譜を追いかけながら聴いた。



 不思議なことにこれまで作品119の第1曲はポツポツと聴こえメロディーが浮かび上がらなかった。それでも嫌いではなかった。しかしこれを吉田秀和が選択した理由は何か、と考えながら初めて楽譜を目で追いながらこの曲と聴いてみた。不思議なことにメロディーが浮き上がってくるように聴こえてきた。自分の至らない聴き方を指摘されたような思いがした。また私の聴いたCDの演奏スタイルの問題化と心配してCDを聴いてみたが、そんなことはなかった。やはり私のこれまでの聴き方が少し雑だったと納得した。
 これは今後この4つの作品集を聴くときの大きな示唆となる選曲だったと思う。そして具体的な言葉は失念したが、ブラームスの曲の特徴として「厳格で構成的な特質と、甘いところに堕してしまう寸前でとどまっている抒情性」というような趣旨のことを指摘したように聞こえた。私のブラームス感とぴったりだと思った。私の感覚で言葉を取捨してしまったかもしれないので、そのうち吉田秀和の文庫本でも立ち読みなり、図書館で正確なところを確認してみたいと思う。

「交響曲第4番 ホ短調 作品98から第4楽章」
     (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,(指揮)ウィルヘルム・フルトヴェングラー
「クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115か  第2楽章」
               (クラリネット)カール・ライスター、(弦楽)アマデウス弦楽四重奏団
「チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99から 第1楽章」
           (チェロ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、(ピアノ)ルドルフ・ゼルキン
「弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 作品111から 第3楽章」
                (弦楽)アマデウス弦楽四重奏団、(ビオラ)セシル・アロノヴィッツ

「幻想曲 作品116から 第4番 間奏曲 ホ長調」
                       (ピアノ)スティーブン・ビショップ・コワセヴィチ
「間奏曲 作品117から 第4番 嬰ハ短調」           (ピアノ)イヴォ・ポゴレリチ
「6つの小品 作品118から 第2番 間奏曲 イ長調         (ピアノ)ラドゥ・ルプー
「4つの小品 作品119から 第1番 間奏曲 ロ短調」
                       (ピアノ)スティーブン・ビショップ・コワセヴィチ

「4つの厳粛な歌 作品121から 第4曲」
     (バリトン)ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ、(ピアノ)ダニエル・バレンボイム
「14の子供のための民謡集から 第4曲“眠りの精(砂男)”」
                  (ソプラノ)エディット・マティス、(ピアノ)カール・エンゲル

ブラームス「8つの小品 作品76」「2つのラプソディー 作品79」

2016年08月11日 10時35分27秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 ブラームス「8つの小品 作品76」は、4曲の間奏曲と4曲の奇想曲からなる。交響曲第2番の1年後の1878年に作られた。全8曲の初演はハンス・フォン・ビューロー。ビューローも気に入ったらしい。「ワルツ集」以来、13年ぶりであるとのこと。和声が晦渋で、内向的な後期のブラームスの入口にあたる作品といわれる。
を含む。
私は昔はあまり馴染めなかったが、今朝聴いてみたら惹かれるものがあった、第3曲間奏曲が浸みわたるように響いた。そして終曲の奇想曲が気分を引き締めてくれる。
   


 「2つのラプソディ 作品79」は、第2曲が全体的に印象的であるが、私は第2主題(「ミステリオーソ」と記されている部分)が殊に好んでいる。