Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

遠近感

2022年08月29日 23時16分34秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 明日も本日と同じように曇の一日、気温もあまり変わらないとの予報。しかし雨の確率が少しだけ高いようだ。

 気温が下がり始めて、蚊が飛び交うようになった。蚊もあまりの暑さでどこかにかくれていたのであろうか。夜になって部屋の中に入り込んでいる。おとといも昨晩も、そして今晩も点でいる。電気蚊取り線香を使用しているがそれでも飛んでくる。

 ここ数年、蚊が顔の周囲を飛び回っても、手で叩き潰せない。白内障の手術のためなのか、ごく近くでは遠近がわからない。遠近感の喪失である。特にパソコン作業をしているときは読書用の眼鏡である。これは中近両用でも近点重視の眼鏡である。顔の近く、10~20cmの範囲は見えてもとっさに遠近の判断が出来ない。
 蚊だけではなく、ゴキブリの動きも活発になった。さいわいにも家の中では今年の夏はまだ見かけていない。だが夜、団地の中の道を歩いていると、道路上で動いているゴキブリを見かける。とくにゴミ集積場のネットのあるところで見かける。これも夜目で、遠近感がなく、足で踏みつぶすのが難しい。いつも逃げられる。
 そういえば、先週の昼間、蝉が顔にぶつかった。これは蝉も驚いたと思うが、私もとっさに顔をずらすことが出来なかった。見えなかったのである。緑内障の見えていない方向から飛び込んで来たのかもしれない。

 どうも歳を取ると蚊にもゴキブリにも、蝉にも馬鹿にされているようで気分が悪い。

 


新涼

2022年08月29日 22時16分09秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 杖をついて歩いていて気がついたことがある。自然とうつむいて歩いてしまうこと。当然前をしっかり見ていない。1mほど先の足元を見て歩いている。スマホ歩きに似た歩きになっている可能性があるかもしれない。目の前にスマホ歩きの若者が現れ、ハッとすることも多くなった。しかしスマホ歩きよりは視界は広い。たいていこちらのほうが先に気がつく。スマホ歩きのほうが後から私に気がつくようだ。

 暑さが少し和らいできたので、バスも横浜駅の一つ手前で降り、地下街を歩かずに喫茶店や公園のベンチまで歩いてみた。人通りは少なく、直射日光にも晒されず、10分ほどならば汗もかかずに歩くことが出来た。
 帰りは、書店や家電量販店をのぞく必要があったので、地下街や人通りの多いところを歩かざるを得なかった。しかし早くは歩けないものの、できるだけ時間をかけることなく歩いた。

 本日は久しぶりに茶碗にウーロン茶葉を直接入れ、熱い湯を注いで飲んでいる。最高気温が26.9℃、現時点では23℃を下回っているらしい。熱いお茶が美味しく感じるような気温になったのが嬉しい。

★古稀の杖つけば新涼集まれる     竹下陶子
★新涼の水の重たき紙コップ      山本紫黄

 第一句、暑さにたじろいでいたものの、思い切って杖を突いて外に出ると、以外に暑さを感じない。風、太陽、草の色、蝉の声など自分を包む大気が、すでに秋を漂わせている。そんな風に取ってみた。
 第二句、喫茶店で出される水も暑さでグイっと飲むのではなく、一口ずつ飲むようになる。コップを持つ手に水の重みを認識する瞬間が生まれる。秋の重みというべきか。 


ユニバーサルデザイン

2022年08月29日 20時10分09秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 台風11号は九州に向いていた進路を変え、西に進んで大東島に向かっている。その後、南西に進路を変えてから沖縄を通過し、突如北に進路を変えるような予想になっている。この予報通りとすると来週いっぱい列島は台風の影響を被るようだ。
 ただしまだまだ進路は確定しにくい状況と思われる。しばらくは予報から目が離せない台風11号である。

 本日は横浜駅の地下街は空いていた。夏休み明けの月曜日というのが理由なのだろうか。西口に近いオフィス街に近い高層ビルに接した公園のベンチで読書タイム。曇り空で気温も27℃に及ばなかったこともあり、久しぶりに外で読書をした。お供はコーヒーではなくペットボトルの緑茶。風には湿気が多かったものの、柔らかい風で不快感はほとんどなかった。

 親に頼まれたベッドの脇に置くラジオを購入。年寄りでも操作しやすいようにボタン類が少し大きめのものを探したが、そのようなものはあまり展示されていなかった。20分ほど探して何とか使えそうなものを見つけた。ユニバーサルデザインはなかなか流通しないのだろうか。

 17時前に団地に戻ってきたが、少しだけ雨がパラついたもののすぐに止んだ。