Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ビッグモーター不正事件で思ったこと

2023年08月01日 20時32分16秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 ビックモーターの不正事件を当初は、修理部門で車を破壊するという保険金詐欺を組織ぐるみで行っていた事件とばかり聞いていた。それ自体も衝撃的な事件であったが、店舗の前の街路樹の伐採や植樹桝の低木、下草などを除草剤で枯らしてしまうという暴挙が全国で行われていたと聞いて唖然とした。同時に自分が道路管理者の末端で街路樹の管理なども行ってきた者として、衝撃を受けた。
 展示車や看板を見せるためと報道されているが、企業の社会的責任、公共性・倫理のかけらもない利益だけの追及の醜い姿の象徴のように思えた。
  多くの場合、幹線街路に植樹桝・街路樹があるので、地元の方は少ない緑地帯として歓迎してくれる場合が多かった。管理の楽な低木のツツジと路線ごとに特徴的な高木をまとめて植えて、地域のシンボルにしたりすることには多くの協力が得られた。
 しかし低木の下はゴミが捨てられたり、猫や犬の糞の匂いがして迷惑がらることも多いのも事実であり、地元の方からの苦情も多かった。また落葉樹を植えると秋の落葉の処理に悲鳴が上がることも多い。虫がつく低木は基本的に避けるが、それでも毛虫などの被害も耳にしてきた。車の出入り口のために必要最小限の移設や撤去は基準に沿って認められるが、手続きを踏まず一ヵ所か二か所をゲリラ的に壊される場合もあった。
 だが、店舗が見易いように、あるいは看板が見にくいからという理由で敷地の前面を連続して高木を切り倒し、除草剤を撒いてしまうなどという暴挙は40年近い経験の中では皆無であった。それも大規模な企業が組織的に全国規模で行われていたとは驚きである。
 多くの地先の商店や企業は、低木の隙間に草花などを植え、水やりや清掃、落葉処理に協力してくれた。そのような活動が企業が地域に根付かせるものである、とも企業の責任者や地元商店街から教わった。

 ただし労働組合の役員でもある私としては、そこの企業で水やりや清掃活動に参加されているかたが就業時間前に無休で働かされているのか、聞きたかったが、行政マンとして応対している手前聞くことができなかった。本当は「労働組合との協議は済んでいますか」等と参加職員に聞きたいときもあった。しかしそこはぐっとこらえて、店長や責任者に「従事者が交通事故等に会ったり熱中症などにならないよう、明るく楽しく参加できるよう十分な配慮をお願いします」とだけは念を押していた。

 こんな感想を持つと同時に、一方で被害が出ている自治体の道路管理者の、目が行き届いていない実態にももどかしさを感じている。


身の危険を感じた雷と大雨警報

2023年08月01日 15時55分51秒 | 天気と自然災害

 13時、妻が所用から家に戻ったとたんに雷が轟いた。昨晩の雷よりも近く、そして高度が低い様で、鋭い音であった。直後から雨が降り始めた。あっという間に時間雨量換算で80ミリを超す雨の区域が西から我が家のある地域に、雷と共に流れてきた。
 慌ててパソコン・テレビ・エアコンなどの電源を落とし、便所・洗面所・風呂場の窓をかたく閉めた。
 竜巻注意情報、大雨(浸水害)警報、洪水・雷注意報、河川水位情報の配信がつぎつぎに届いた。

 ベランダには屋上からの雨水排水管が垂直に立っている。ベランダの排水を吞み込めず少しずつ溜まり始めた。家の中に浸水する前に外側に流れ出るようになっているので心配はないが、あそこまで水位があがったのは初めてのような気がする。
 レインアイよこはまでは時間雨量換算80ミリ以上は赤い表示だが、それ以上の色分けはない。雨の音からも上から押さえつけるような圧力を感じた。視界も真っ白になってしまい、向かい側の号棟も見えなくなった。
 雷は絶え間なく光り、鋭い咆哮を上げていた。
 家の中にいても身に危険を感じた雷雨であった。

 雨の区域、そして雷は南へ去ったものの、遠くの雷鳴がまだ聞こえる。そして気温が急に下がっている。窓を開けると涼しい風が吹いており、半袖で長時間外にいると寒いくらいに涼しく感じる。

 出かけるつもりでいたが、まだ雷の音が時々するので予定変更、在宅に切り替えた。


眠りを誘った雨

2023年08月01日 11時19分06秒 | 天気と自然災害

 昨日は夕刻から雷注意報は出ていたが、気にかけていなかった。しかし就寝直後の1時半過ぎに雷の音で目が覚めた。連続して絶え間なく鳴り響いていた。高度が高いところのようで、鋭い音ではなかったものの、気になってなかなか寝付けなくなった。2時近くになり雨が降り出した。同時に横浜市から大雨・洪水注意報が追加されたことが配信された。
 スマホの画面でレインアイよこはまを見ると、横浜市の西部で時間雨量換算80ミリ以上の雨の区域が広がり、ほぼ停滞していた。一部では避難判断水位を超えた地点もあった。その後、アメーバが移動するようにゆっくりと横浜市の中心部・南部に移動するのが確認できた。

 雷は鳴りやまずに雨の音も強くなった時点で寝てしまった。雷の音は目を覚ますが、時間雨量20ミリ未満の雨の音は心地よい眠りを誘う。昨晩は後者の効果のほうが大きかったようだ。

 明け方4時過ぎには大雨・洪水注意報は解除されていた。雨上がりの朝は多少蒸し暑さがあるものの、久しぶりの雨で気分も良い。元気のなかった木々の葉も、芝生も草花も息を吹き返したのではないだろうか。