Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日は傘必携

2023年08月06日 23時09分49秒 | 天気と自然災害

 明日も本日のような通り雨が幾度もある天気のような気がする。横浜市域の天気予報からは傘のマークは消えているが、昼間の降水確率は20~30%。微妙な数値だが、私は降ると思って傘とザックカバー持参で外出予定。曇りのマークの後ろに傘マークが隠れているはずである。湿度も高く、最高気温も34℃の予想。蒸し暑く熱中症警戒アラートも配信されそうである。

 「レインアイよこはま」を見ると強い雨の区域が現在東京湾の入り口にあり、北上している。弱い雨の区域は横浜市域の南部と臨海部にすでに到達しており、間もなく我が家の周囲に到達しそうである。外に出るとすでにレーターには感知されない程度のかすかな雨が降っている。

   


通り雨

2023年08月06日 17時59分16秒 | 近くの自然

      

 強い陽射しの間に断続的に強い雨が降る天気であったが、2時間ほど前に時間雨量換算80ミリの雨が短時間降ったのが最後であった。降るたびに蝉もびっくりしたようにピタッと鳴きやむ。わずか20分ほどで雨が降りやむと、再び一斉に鳴き出す。この一斉に鳴き出すのが指揮者がいるように見事である。
 最高気温は今のところ14時ころの32.6℃のようだ。明日もこんな天気なのだろうか。
 雨の合間にフラワー緑道に行こうと出かけた。歩いていると曇り始め、風が吹いて少し涼しい風が吹く。しかしこの涼しい風の合間にアスファルトの熱で暑くなって湿気を多く含んだ空気が顔にぶつかってくる。この暑い空気がとても不快であった。
 フラワー緑道までバスに乗車。バスを降りるとすぐに雨が降り始め、しばらく高架下に避難。すぐに再びバスにて帰宅せざるを得なかった。


広島平和宣言

2023年08月06日 13時15分29秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 今年も8月6日、今年も「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」が行われた。平和宣言で広島市長は「核抑止論」を「破綻している」として厳しく批判。

                                      平和宣言

78年前の原爆投下の日を、まるで生き地獄のようだったと振り返る当時8歳の被爆者は、「核兵器を保持する国の指導者たちは、広島、長崎の地を訪ね、自らの目で、耳で、被爆の実相を知る努力をしていただきたい。あの日、熱線で灼(や)かれ、瞬時に失われた命、誰からも看取られず、やけどや放射能症で苦しみながら失われていった命。こうして失われた数え切れない多数の人々の命の重さを、この地で感じてもらいたい。」と訴えています。

本年5月のG7広島サミットで各国首脳が平和記念資料館の視察や被爆者との対話を経て記帳された芳名録は、こうした被爆者の願いが各国首脳の心に届いていることの証しになると思います。また、慰霊碑を参拝された各国首脳に私から直接お伝えした碑文に込められた思い、すなわち、過去の悲しみに耐え、憎しみを乗り越えて、全人類の共存と繁栄を願い、真の世界平和を祈念する「ヒロシマの心」は、皆さんの心に深く刻まれているものと思います。こうした中、G7で初めて「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」が独立の文書としてまとめられ、全ての者にとっての安全が損なわれない形での核兵器のない世界の実現が究極の目標であることが再確認されました。それとともに、各国は、核兵器が存在する限りにおいて、それを防衛目的に役立てるべきであるとの前提で安全保障政策をとっているとの考えが示されました。

しかし、核による威嚇を行う為政者がいるという現実を踏まえるならば、世界中の指導者は、核抑止論は破綻しているということを直視し、私たちを厳しい現実から理想へと導くための具体的な取組を早急に始める必要があるのではないでしょうか。市民社会においては、一人一人が、被爆者の「こんな思いは他の誰にもさせてはならない」というメッセージに込められた人類愛や寛容の精神を共有するとともに、個人の尊厳や安全が損なわれない平和な世界の実現に向け、為政者に核抑止論から脱却を促すことがますます重要になっています。

かつて祖国インドの独立を達成するための活動において非暴力を貫いたガンジーは、「非暴力は人間に与えられた最大の武器であり、人間が発明した最強の武器よりも強い力を持つ」との言葉を残しています。また、国連総会では、平和に焦点を当てた国連文書として「平和の文化に関する行動計画」が採択されています。今、起こっている戦争を一刻も早く終結させるためには、世界中の為政者が、こうした言葉や行動計画を踏まえて行動するとともに、私たちもそれに呼応して立ち上がる必要があります。

そのため、例えば、私たちが日常生活の中で言葉や国籍、信条や性別を超えて感動を分かち合える音楽や美術、スポーツなどに接し、あるいは参加して「夢や希望がある」といった気持ちになれるような社会環境を整えることが重要となります。皆さん、そうした社会環境を整えるために、世界中に「平和文化」を根付かせる取組を広めていきましょう。そうすれば、市民の支持を必要とする為政者は、必ずや市民と共に平和な世界に向けて行動するようになると確信しています。

広島市は、世界166か国・地域の8,200を超える平和首長会議の加盟都市と共に、市民レベルでの交流を通して「平和文化」を世界中に広めます。そして、平和を願う私たちの総意が為政者の心に届き、武力によらず平和を維持する国際社会が実現する環境を作ることを目指しています。また、被爆者の平和への思いを世界中の若者に知ってもらい、国境を越えて広め、次世代に引き継げるようにするために、被爆の実相に関する本市の取組をさらに拡充していきます。

各国の為政者には、G7広島サミットに訪れた各国首脳に続き、広島を訪れ、平和への思いを発信していただきたい。その上で、市民社会が求める理想の実現に向け、核による威嚇を直ちに停止し、対話を通じた信頼関係に基づく安全保障体制の構築に向けて一歩を踏み出すことを強く求めます。

日本政府には、被爆者を始めとする平和を願う国民の思いをしっかりと受け止め、核保有国と非核保有国との間で現に生じている分断を解消する橋渡し役を果たしていただきたい。そして、一刻も早く核兵器禁止条約の締約国となり、核兵器廃絶に向けた議論の共通基盤の形成に尽力するために、まずは本年11月に開催される第2回締約国会議にオブザーバー参加していただきたい。また、平均年齢が85歳を超え、心身に悪影響を及ぼす放射線により、生活面で様々な苦しみを抱える多くの被爆者の苦悩に寄り添い、被爆者支援策を充実することを強く求めます。

本日、被爆78周年の平和記念式典に当たり、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和の実現に向け、被爆地長崎、そして思いを同じくする世界の人々と共に力を尽くすことを誓います。

  令和5年(2023年)8月6日                広島市長 松井 一實