どうしてもタルコフスキーを思い浮かべながら見てしまうこの映画。そんなに強烈な映画ではなかったのに、印象はゆらりと明確に残っているんだね。ラストは変えちゃった方がよかったのではないかと思う。あれでは、最後まで比較感のまま終わってしまう。
キーとなる女優さんがきつすぎる顔だ。もうこれでこの映画だめだなと思う。
でもこの瞬間、タルコフスキーと比較している自分を感じる。
あの、哲学的な映画に見える「惑 . . . 本文を読む
チャーミングなラブストーリーだ。本筋のハナシはごてごてしてるがでもさすが最後は泣いてしまった。主役の医者が竹中でなかったらかなり印象の違う映画になったろう。惜しい。
昨日「リンダ リンダ リンダ」を見たせいか、自然さで、すがすがしい青春映画の秀作を見たあとなので、どうしても作られた感のある恋物語に対照的な印象を覚えた。
それでも、あっと驚く展開を設定しているので、ドラマ的には面白い。しかし、悪く . . . 本文を読む
等身大の何気ない高校生たちの日常。そこにはドラマはない。淡々としたごく普通の高校生生活。うまいなあ。ラストは小津で締めくくる。映像もずいぶん風格を持ってきて立派になった。脚本がないかのような自然体のセリフ。
そこには淡々とした文化祭までの日常があるだけだ。それなのに、2時間過ぎると切り取られた青春の1ページがまさにそこにある。そのとき初めてひとつのドラマがあったことに気づく。
この映画はそういう . . . 本文を読む