イギリスの貴族たちの優雅な時代の恋愛劇だ。娘たちの婿探しの話なのだが演出も上質でエレガントなので映像の美しさと共に画面に没頭できる。現実とは違う夢の中のハナシとはいえテーマは男女の強い愛。シンプルなハナシなのである。新しさはないものの女性が求める男性への憧れのすべてがここにあるように思われるのはある意味、この男性が白馬に乗った王子様だからでしょうか、、。
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そんなに古い話ではないアメリカでのセクハラ問題劇。その内容にはこれが事実だとしたらあまりのひどさに驚いてしまうが、アメリカとは僕らが思っているほど自由が何でもあふれている国ではないことが分かってくる。
クライマックス、働いている女性だけでなく男たちも真実を吐露し原告に参加するシーンは人間への尊厳さえ感じるほど感動的だ。
父親の転向には少々驚くが、至極人間的でこの映画のキーとなっている。
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まあ、よくこれだけの登場人物を集めながらしっかりと等分に持ち場を用意し、それを他者に繋げる脚本はピカ一。見ていてだれるところのないのも素晴らしいところ。三谷はホテルの中という閉鎖的な空間をかなり開放的に広がりをもたせた映像に仕上げている。
今までの作品では一等映画的な作品といえる。今までの映画って(「みんなの家」「ラジオの時間」)面白いけれど結構映画的でなく、舞台劇と言おうか、閉鎖的で映像を駆使し . . . 本文を読む